HSPの中には、HSS型HSPという刺激に弱いにも関わらず刺激を追い求める気質を持った人がいます。
HSPとHSS型HSPは同じように繊細な気質を持った人ですが、1つの出来事に対して全く真逆の反応をすることもあります。
そこで今回は、HSP×HSS型HSPカップルの私たちの日常からHSS型HSPとHSPの違いについてご紹介しようと思います。
- HSPとHSS型HSPの違いが知りたい
- HSPとHSS型HSPは相性がいいのか知りたい
- HSPとHSS型HSPで付き合っているカップル
HSPの方も、HSS型HSPの方もせひ読んでみていただきたいです!
HSPとHSS型HSPの特性
そもそもHSPとHSS型HSPは、どのような人を指すのでしょうか。
まずはそれぞれの特性を確認してみようと思います。
HSP
HSPとは、刺激に敏感で繊細な気質を持った人のこと。
HSP(Highly Sensitive Person)
「繊細な気質を持った人」や「敏感な人」のこと
特徴としては、
- 物事を深く考えたり、深く味わう
- 刺激に対して敏感
- 共感力が高く、人の気持ちを察する
- 変化に気が付きやすい
などが挙げられます。
自分がHSPかもしれないと感じる方は、まずはアーロン博士が提唱するHSP診断をしてみることをおすすめします。
HSS型HSP
HSS型HSPとは、HSPの気質を持っていながらも刺激を追い求めてしまうタイプの人を指します。
熟考して行動するタイプのHSPに対し、HSS型HSPはあまり考えずに行動をしてしまったり、行動力があるため新しい刺激を求めて外へ向かっていく思考があります。
ですが、HSPであることには変わりがないので、他人の機嫌に左右されたり、刺激に疲れてダウンしてしまうことは同じ。
「繊細なのに刺激がほしい」「内向的な面もあるけど外向的な部分がある」と自分の中の矛盾点の多いHSS型HSPには、生きづらさを感じる人も多いようです。
HSS型HSPについても、【HSS型HSPの特徴】HSS型HSPとは?刺激を求める繊細さんの7つの特徴の記事で詳しくお話ししていますので、ご覧ください。
HSPとHSS型HSPの違い
早速、HSPとHSS型HSPの違いについて見てみましょう。
私たちHSP彼氏とHSS型HSP彼女の経験をもとに、それぞれの考え方に特徴が出る8つの場面をご紹介します。
初対面の人に合ったとき
- HSP
人見知りする。会話に詰まって沈黙になりがち - HSS型HSP
ひたすらしゃべり続ける。2回目に会うと気まずくて人見知りっぽくなる
私たちは初対面の人に会ったときの反応が真逆です。
HSPの彼は人見知りをして、相手の話に合わせることしかできなくなります。
話を広げたり、話題をこちらから出すことができないので、沈黙になってしまうこともよくあります。
そういった理由から、初対面の人に会うことを毛嫌います。
対してHSS型HSPの私は、逆に沈黙が怖くて一人でしゃべり続けてしまいます。
そして、後から「ちょっと話し過ぎたな」「変な奴だと思われただろうな」と後悔してしまいます。
そのため、初対面でべらべら話したくせに2回目に会うと急に人見知りみたいになって、うまく話せなくなったりしてしまいます。
ですが、基本的に人が好きですので初対面の人とも関わりを持とうとします。
休みの日の過ごし方
- HSP
おうちでのんびり過ごしたい - HSS型HSP
新しくできたお店に行きたい
休みの日の過ごし方も大きく異なります。
HSPの彼は平日にできない自分の趣味を楽しみたいと考えているし、HSS型HSPの私は新しくできたお店に行ったりお出かけがしたいと思ってしまいます。
実際にそのお店に行ったところで、楽しい気持ちと同時に人混みや刺激の多さでダウンしてしまうんですけどね。
それでも、新しいお店や話題になっているところに行きたくなってしまうのです!
友達関係
- HSP
本当に気の合う友達と少人数で遊びたい - HSS型HSP
本当に気の合う友達とみんなで遊びたい
彼は大人数が苦手で、いくら気の知れた仲の友達でもうまく話しができなくなるようです。
私も仲良くない人とだったら同じなのですが、本当に気の合う友達であれば大人数で集まって騒ぐのが好きです。
コロナ渦のせいで最近はできていませんが、みんなでどこかに遊びに行ったり飲みに行ったりするのも好きです。
趣味
- HSP
こだわりの趣味がいくつかある - HSS型HSP
どれも中途半端で趣味がない
HSPの彼は読書やカメラ、植物などの趣味を持っており、そのあたりのことをしているときはとても楽しそうです。
それに対して、HSS型HSPの私には彼ほどハマっているような趣味がありません。
周りに興味がないわけではありません。
ただ少し興味を持ったものが多岐に渡りすぎて、どれも中途半端に終わっているのです。
まさにHSS型HSPの飽きっぽくて移り気な一面だと思います。
仕事
- HSP
入社時から同じ業務を担当 - HSS型HSP
毎年担当業務が異なる
偶然かもしれませんが仕事の内容にも違いがありました。
HSPの彼は、入社時からずっと同じ業務を担当しています。
いわば1つのことを極めるエキスパートタイプ。
それに対しHSS型HSPの私の方は、業務の担当替えが頻繁に行われており、毎年ほぼ違う業務を担当させられています。
毎年別の仕事を担当させられることについて、ずっと不満に思っていたのですが、もしかしたら私が同じものをずっと担当させられても苦痛になるのかもしれません。
サークル活動・クラブ活動
- HSP
積極的に参加しない - HSS型HSP
面白そうなものには参加する
彼はイベントなどにもあまり活動的ではなりません。
私の場合は、自分が面白そうだなと思えば参加しますし、学生時代からそのようなイベント参加のオファーを受ける機会が多いように思います。
とくに大学時代にはボランティアサークルをいくつも掛け持ちしたり、オープンキャンパスの案内係をしたり、就活イベントで体験談を話したりする機会がありました。
恋愛
- HSP
積極的にアピールできない。好きになるまで時間がかかる - HSS型HSP
積極的にアピールするが後から後悔することも?惚れっぽい
HSPの彼は、積極的にアピールができずに今まで恋愛がうまくいっていなかったそうです。
私の場合は刺激を求めて行動してしまったせいで、自分に合わないタイプの人と付き合って傷ついてしまう日々を過ごしていました。
そんな私たちが付き合ったのも、彼に一目ぼれした私の猛烈アピールがあったからでした。
HSPの彼はなかなか心を開いてくれず、とても時間がかかったんですけどね。
同棲
- HSP
熟考して同棲開始時期や部屋を決める - HSS型HSP
思い立ったら吉日。すぐに行動するし、気に入った部屋はすぐ契約
思えば、私たちが同棲を開始する場面でもこの違いが出ていました。
同棲の話が出たときに彼が熟考タイプだとわかっていたので、私は〇月までに同棲を開始すると期限を設けることを提案しました。
また、お部屋の契約に関しても、彼はもう少しいくつか内見して比べるように言いましたが、私は今のお部屋が気に入ってしまい、フィーリング重視で契約をさせてしまいました。
HSPとHSS型HSPの違い:まとめ
HSPとHSS型HSPで、同じHSPなのにこんなに違いがあるとは驚きですよね。
これほどに違いがあって私たちはうまくいっているのか心配になったかもしれませんが、いたって問題ありません。
考え方に違いはあるけれど、傷つきやすかったり繊細な感性を持っていることは共通しています。
お互いの気質を理解し、支え合って生活することができています。
これは私たちだけに限ったことではありません。
HSPとHSS型HSPには共通した部分もたくさんあります。
お互いの痛みや辛さを理解し合って、それぞれが生きやすい毎日が送れるように協力していきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。