「自分のことをHSPかと思って調べてみたけど、HSPの特徴をみてもなにかがちょっと違うと感じる」
そんな風にモヤモヤしたことはありませんか?
そんなあなたは、もしかしたらHSS型HSPかもしれません。
HSS型HSPはHSPの種類の1つなのですが、その特徴から「外向型HSP]とも呼ばれています。
今回は、HSS型HSPの私が考えるHSS型HSPの特徴7選についてご紹介します。
- HSPのような気がするがHSPの特徴にぴったり当てはまらない
- 自分のことをHSS型HSPだと感じる
- HSS型HSPとは何なのか知りたい
- HSS型HSPの特徴に自分が当てはまっているか知りたい


正直、私もHSPの特徴を見た時当てはまらない部分があってモヤモヤしていました。この記事で私と同じような方のモヤモヤが晴れると嬉しいです。
HSS型HSPとは

HSS型HSPとは、ずばり刺激を求めるタイプのHSP。
HSP同様に繊細で傷つきやすい面を持っているにも関わらず、常に新しい刺激を追い求める特性があります。
「刺激に弱いのに刺激を求めてしまう」「外交的な部分があるのに傷つきやすい」と矛盾がかなり多く、HSP以上に生きづらさを抱えているとも言われています。
アーロン博士の研究によるとHSPの中で約3割、全人口で言えば約6%しかいないのだそうです。
その希少さと一見すると社交的に見えることから「隠れ繊細さん」や「外向型HSP」とも呼ばれています。
こちらの文献でも、HSS型HSPについて詳しくご紹介されています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
HSS型HSPの特徴

「繊細な感性を持っているのに常に新しい刺激を追い求めてしまう」とは、どのような状況なのか疑問に思っている方もいるかと思います。
ここからは、HSS型HSPの特徴をご紹介します。
人付き合いが好きだけど疲れてしまう
HSPと違って、HSS型HSPは人付き合いが好きな人が多いです。
人とコミュニケーションをとることは嫌いではないのですが、自分で気づかないうちに相手に気を遣ってしまい疲れてしまうことが多いです。
自分から周囲に話しかけて仲を深めようとするところがあり、周りからも社交的な人だと思われている方が多いように思います。
ですが、一人になってから「あの言い方はよくなかったんじゃないか」と反省会をしたり、疲れで体調を崩したりしています。

人と関わることが好きなのは、HSPとの大きな違いだと思います!
予定が差し迫ると急に不安な気持ちになる
刺激を求める特性から、自分で遊びの予定を組んだりすることもあります。
ですが、その予定が迫ってくると急に「周りは本当は行きたくないんじゃないか」などと不安になってしまいます。
楽しみな予定であっても、直前になっていろいろな心配が出てきて不安な気持ちになってしまうことがあるのです。
そんな自分のモヤモヤした感情がうっとうしくなって、結局予定をキャンセルしてしまうこともしばしばあります。
新しいものに挑戦するが飽きっぽい
HSPと異なって、あまり考えずに興味を持ったものにすぐに挑戦するところがあります。
行動力があって良いのですが、興味がどんどん移り変わりするのもあって、1つのことが長く続かないことが多いです。
それに新しい刺激を追い求めるのに疲れやすいため、1つ何かを始める度に刺激にダウンしてしまうことがあります。
その場を盛り上げるために自分を犠牲にしがち
HSS型HSPは、常に周囲の人を気にしています。
そのため、その場を盛り上げるために自虐ネタを話したり、自分のことを犠牲にしてまで周りを楽しませようとする人もいます。
私もこのタイプで、周りが話さない人だと一人でずっとしゃべり続けてしまったり、つい自分をネタにして周りを笑わせたくなってしまいます。
ネタにする対象が自分で留まっておけばいいのですが、自分の境界内にいる恋人をネタにしてしまうことも。
そして、あとから「あれは良くなかった」と一人反省会をしたり、実際に恋人を怒らせてしまったこともありました…。
本当の自分と人から見られるイメージにギャップがある
そんなHSS型HSPのことを周囲の人は「社交的な人」「明るい人」「行動がぶっ飛んでいる人」などと思っているのではないでしょうか。
一人反省会のことも、刺激に疲れてダウンしていることも知らない人から見たら、HSS型HSPに繊細な一面があることは想像もつかないことでしょう。
そんな自分のギャップに違和感を感じている人も多いです。

本当の私を理解してくれる人なんていない・・・と、HSS型HSPが孤独を感じてしまう大きな理由の1つだと思います。
自分の繊細な一面を人に見られたくない
だからといって、周囲に自分の繊細な一面を知って欲しいとは思っていません。
むしろ、逆に「なにも気にしない人」と思われたいとも思っています。
そのため、誰かに傷つくことをされてもその場では傷ついていないフリをしてしまうことも。
とにかく周囲を一番に考えてしまうので、自分が傷ついていると思わせて周りを困らせるのが心配になってしまうのではないでしょうか。
周りに合わせようとする気持ちが強い
HSS型HSPは、自分のことを変わってると理解している人が多いです。
自分の考え方や意見を言っても周りに理解されないので、とにかく周りの一般的な答えに合わせるのに必死になるところがあります。
私もまさにそうで、人と話していても心を許せる人でないかぎり「普通」や「同世代の女性」の回答を探してしまいます。
「本当の自分は自分だけがわかっているからいいや」と思う気持ちと、素直に自分が出せない寂しい気持ちのどちらもあります。

本当の自分を出したとき、周りに理解してもらえないんじゃないかという不安があるんですよね。
HSS型HSPの特徴:まとめ
「自分のことをHSPかと思って調べてみたけど、HSPの特徴をみてもなにかがちょっと違うと感じる」
そんな方に向けて、HSS型HSPの特徴を紹介してまいりました。
HSS型HSPの特徴
- 人付き合いが好きだけど疲れてしまう
- 予定が差し迫ると急に不安な気持ちになる
- 新しいものに挑戦するが飽きっぽい
- その場を盛り上げるために自分を犠牲にしがち
- 本当の自分と人から見られるイメージにギャップがある
- 自分の繊細な一面を人に見られたくない
- 周りに合わせようとする気持ちが強い
HSS型HSPには、刺激が弱いのに求めてしまうなど矛盾点が多いです。
そういった理由からHSP以上に複雑さがあり、人から理解してもらうのが難しいです。
ですが、HSS型HSPという概念が生まれて、私はHSPという言葉に出会ったとき以上に感動しました。
長年悩んでいたものがだんだんと解き明かされ、一人ぼっちの世界からたくさんの味方が増えたような気持ちになりました。
全人口の6%しか仲間のいないHSS型HSPですが、こんな矛盾に悩んでいるのは自分だけではないとぜひ知ってほしいです。
まだまだHSS型HSPは研究途中なようですので、これからさらに新しい発見が進むことを期待しています。
私自身も、HSPだけでなくHSS型HSPについてもこれから発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
