HSS型HSPは天才って言われているようだけど、全然そんな風に思えないよ。
HSS型HSPが自分の才能を活かすには、どうしたらいいの?
刺激に弱いのにも関わらず、刺激を求めてしまうHSPをHSS型HSPと言います。
そんなHSS型HSPはよく天才肌とも言われています。
ですが、HSS型HSP当事者は天才と言われる理由がわかっていないことも多い。
そこで今回は、HSS型HSPが天才と言われる理由と才能の活かし方についてご紹介してまいります。
- HSS型HSPで生きづらさを感じている
- HSS型HSPが天才と言われる理由が知りたい
- HSS型HSPが才能を活かす方法が知りたい
私自身もHSS型HSPですが、自分のことを天才肌だとは思いません。
ですが、改めてHSS型HSPの特徴をみていると、HSS型HSPが天才と言われる理由がわかってきます。
さまざまな矛盾を抱えて生きづらさを感じやすいHSS型HSP。
自分の才能を短所使いしてしまうのではなく、うまく活かせるようになりましょう。
自分の才能を活かす方法を知ることで、今感じている生きづらさや孤独から脱却するヒントになります。
HSS型HSPの特徴
まず、HSS型HSPの特徴について確認してみましょう。
そもそもHSPとは、刺激に敏感で繊細な気質を持った人のこと。
特徴としては、
- 物事を深く考えたり、深く味わう
- 刺激に対して敏感
- 共感力が高く、人の気持ちを察する
- 変化に気が付きやすい
などが挙げられます。
そんなHSPの中でも、刺激探求型のHSPをHSS型HSPと言います。
HSS型HSP
(High Sensation Seeking型のHSP)
刺激を求める刺激探求型のHSP
HSPの特徴をもっているのにも関わらず、刺激を追い求めるという真逆の特徴を持っています。
例えば、
- 人付き合いが好きだけど疲れてしまう
- 予定を詰め込むのに直前で行きたくなくなる
- 繊細な自分を周りに見せないように偽りがち
- 新しいものに挑戦するが飽きっぽい
- 社交的に見られる自分に違和感がある
- その場を盛り上げるために自分を犠牲にしがち
- 周りに合わせようとする気持ちが強い
などなど。
詳しくは、【HSS型HSPの特徴】HSS型HSPとは?刺激を求める繊細さんの7つの特徴にてお話しています。
繊細な一面と刺激を求めてしまう相反する気質をもっているため、HSPの中でも特に生きづらさを感じやすいと言われています。
また、行動的だったり社交的な部分があるため、HSPだと気づかれないことも。
多くの矛盾を抱えるHSS型HSPは、よく「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」と表現されているよ。
HSS型HSPが天才と言われる理由
そんなHSS型HSPが天才と言われるのは、なぜなのでしょうか?
HSS型HSPが天才と言われる3つの理由をご紹介します。
HSP特有の洞察力を持ちながら行動力もあるから
HSPの長所と言えば、深い洞察力を持っていること。
物事を深く考えることができることから、物事の本質を見抜くことができます。
その一方で、深く考えることにより考えをまとめるのに時間がかかり、なかなか行動に移せないという欠点も。
ですが、HSS型HSPはHSP特有の洞察力を持ちながらも、時に刺激探求心から大胆な行動に出ることができます。
そのようにHSPの慎重になりすぎてしまう部分を行動力でカバーできてしまうために、
「なんでもできる」
「天才」
と思われることがあるようです。
みみこもたまに突然、行動力を発揮することがあるよね。
私の場合、普段は慎重に考えるタイプなんだけど、ひらめきとか衝動を抑えることができなくなっちゃうんだよね。飽き性なのもわかっているから、すぐに行動しないと気持ち悪くなっちゃうの!
社交的な人が多く、人との関係性を作るのが上手だから
HSPに人と関わるのが苦手な方が多いなか、HSS型HSPには人が好きな方もいます。
さまざまな人と関わることで、一人では体験できないような刺激を得ることができるためだと考えます。
また、「この人は、こんな風にすると喜ぶ」「この人は自分にこんな風に言ってほしい」と相手が望むことを見抜いて対応できるので、人との関係性を作るのが上手いと言われています。
私は結構これには自信があって、仕事で頼みごとをする際にも「こう言ったら相手は喜んでくれる」とか考えてます。
そんなHSS型HSPは傍から見れば「誰とでも関係を築ける人」のように見えるかもしれません。
ですが、実際のところは本当の自分を抑圧していたり、疲労感を抱えていたりするのです。
繊細な気質を上手に隠すから
HSS型HSPは、気づかれにくいHSPと言われています。
その理由は、HSS型HSPが自分の繊細さを隠すのが上手いから。
もちろん、行動力があったり社交性なところがあるから気づかれにくいというのもあるのですが、無意識に繊細な部分を隠そうとしてしまう人もいます。
例えば、自虐ネタで笑いを誘ったり、無頓着なふりをしてみたり。
本当に無意識的にやってしまうんですよね。周りに気を遣わせるのが申し訳ないって思っちゃうのかも。
そんな風に繊細さを隠されてしまうと、傍から見えるのは深い洞察力と行動力、社交性。
まるで自分に自信があり、なんでもできてしまう人のように見えてしまうのではないでしょうか。
HSS型HSPが抱える生きづらさ
そのように周りから天才に見られがちなHSS型HSP。
ですが、実際は天才とはかけ離れたような精神状態だったりします。
HSS型HSPが抱えやすい生きづらさ
- 本当の自分と周囲のイメージのギャップに悩む
- 自分がないように感じる
- 飽き性で何事も続かない自分をダメな人だと感じる
- 刺激を求めるのに事後に自分を責める
- 嫉妬されやすい
HSS型HSPは、その特徴から繊細な気質を気づかれにくいです。
よって、周りからのイメージと本当の自分のギャップに悩むことになります。
本当の自分を理解してくれる人なんていないと、孤独を感じてしまう人も。
きっと周りは私のことを「明るく元気な人」と言うと思います。そんな”みんなのイメージする自分”を演じるのに疲れたり、本当の自分を知ったら関係が終わるんじゃないかと思ったりします。
また、相手に合わせることができるが故に、本当の自分を出せなくなることも。
相手によって態度を変えてしまう自分を八方美人に感じたり、自分がないと感じてしまうこともあるでしょう。
そして、「刺激を求める」というのは「飽きてしまいやすい」ということでもあります。
すぐに飽きてしまう自分のことを忍耐力のないダメな人間だと感じることも。
刺激を求めて行動するくせに、後から自分の行動を責めてしまうことも挙げられます。
中途半端にしかできないならやるべきじゃなかった!とか、すぐに飽きてしまってダメ人間だと思われる気がするとか考えちゃうんだよね・・・
最もタチが悪いのが嫉妬されやすいこと。
なんでもできる天才肌に思われがちなHSS型HSPをよく思わない人もなかにはいます。
そんな人たちから嫌なことを言われたり、足を引っ張られてしまうことも考えられます。
このようにHSS型HSPは傍から見れば天才に見える一方で、天才とはそぐわないような苦労を抱えていることがわかります。
HSS型HSPが才能を活かす方法
周りから天才肌と思われながらも、多くの生きづらさを抱えるHSS型HSP。
その才能を活かすには、どのような方法があるのでしょうか。
どちらの自分も自分自身と認める
本来の自分と周囲からのイメージに乖離のあるHSS型HSPは、本当の自分がわからなくなってしまうことがあります。
そんな方におすすめしたいのが、どちらの自分も自分自身であると認めること。
人の性格は一言で言えなくて当然。
あなたが自分自身に感じる性格も正解だし、他人があなたに抱くイメージもあなた自身に間違いありません。
どちらかを偽った性格だなんて思う必要はありません。
刺激を求めて行動する自分も、気にしすぎてしまう自分もどちらも受け止めてあげましょう。
そうすることで、自分を責めることなくありのままを許せるようになるでしょう。
人一倍休息を取る
刺激を求めて行動してしまうHSS型HSPですが、刺激に弱く疲れやすいことに変わりはありません。
ただでさえ疲れやすいのに刺激を探求することでさらに疲れを感じてしまうため、人一倍休息を取ることが大切です。
疲れを感じるのは嫌なイベントだけではありません。
楽しいイベントに関しても同様に疲れを感じてしまいます。
1つの予定を入れたら、そのあとは回復ができるまで休息日を設けるようにしましょう。
私もよく楽しいイベントの帰り、刺激や疲れが蓄積して頭痛が起きてしまいます。次の日は何も予定を入れない日にして、ひたすら何もしないで身体を休めているよ。
繊細な一面をオンオフする
HSS型HSPの刺激探求心からくる行動力は、周囲をあっと言わせます。
その一方で、HSS型HSPの”共感性”、言わばHSPの部分が行動力発揮の足を引っ張る恐れがあります。
例えば、HSS型HSPが何かにひらめき、行動したいと思ったとき。
そのまま刺激探求心のまま突っ走ることができれば良いのですが、
「周囲はなんて思うんだろう?」
「私の行動をばからしいと思うかもしれない」
と悪い方に共感性を発動させてしまうと、途端に行動できなくなってしまうのです。
そこで必要になるのが、時と場合に合わせて繊細な部分をオンオフすること。
- 自分があまりにも衝動的に行動していると感じた時には、自分の中の感受性をオンにして改めて考え直す
- ここは周りのことは考えずに行動した方が良いと感じた時は、感受性をオフする
そんな風に感受性をコントロールし、自分のものにできるとHSS型HSPは非常に強いです。
私も仕事など慎重さを求められる場面では、共感性を優位にして周りへの影響を確かめるようにしています。それに対して、ブログなど発信活動に対しては周りの目を考えずに行動力に従うようにしているよ!
行動力も感受性を素敵な才能です。
どちらを働かせた方が上手くいくのか、一度立ち止まって考えてみるとよいでしょう。
HSS型HSPが天才と言われる理由と才能の活かし方:まとめ
生きづらさを感じているHSS型HSPに向けて、HSS型HSPが天才と言われる理由とその才能の活かし方についてお話してきました。
HSS型HSPが天才と言われる理由
- HSP特有の洞察力を持ちながら行動力もあるから
- 社交的な人が多く、人との関係性を作るのが上手だから
- 繊細な気質を上手に隠すから
HSS型HSPの才能の活かし方としては、
- どちらの自分も自分自身と認める
- 人一倍休息を取る
- 繊細な一面をオンオフする
を提案しました。
多くの矛盾を抱えて悩みやすいHSS型HSP。
とても人間らしい人が多い気がして、私は個人的にすごく好きです。(自分と同じだから余計に?)
- 刺激に弱いのに刺激を求めて行動し、そんな自分を責めてしまう
- 周りを楽しませようとして自虐ネタに走りがち
- いろいろなことに挑戦するのにすぐに飽きちゃう
- 繊細な面を必死に隠そうとする
不器用だけど一生懸命なところがすごく人間らしいと思いませんか?
きっとそんな風に感じるのは私だけではないはず。
たしかにHSS型HSPは多くの矛盾に悩みますが、それがHSS型HSPさんの親しみやすさであり、魅力でもあります。
HSS型HSPを嫌な性格だと思わずに、行動力も繊細なところもうまくコントロールできるようにしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。