あー!もうイライラする!このイライラはどう抑えたらいいの?!
些細なことでイライラしちゃうのをやめたいんだけど、どうしたらいいんだろう?
刺激に敏感なHSPさん。
その中には他人の些細な言動が気になり、ついイライラしてしまうことに悩んでいる人もいます。
そこで今回は、いつもイライラしている自分にサヨナラ!HSPのイライラ対処法をご紹介します。
- 人混他人の言動にイライラしてしまう
- イライラしてしまう自分に自己嫌悪になる
- イライラの対処法が知りたい
- 些細なことでイライラしてしまうクセを直したい
実は私も元々イライラしてしまいやすいタイプでした。
他人のちょっとした言動でイラっとして、彼の言動にぶち切れてしまうこともしばしば…。
その時は感情が爆発してしまうけど、あとから心の狭い自分に自己嫌悪になっていました。
ですが、ある時「もっと広い心がもてるようになりたい!」
そう思って考え方を改めていくことで、些細なことにイライラしてしまうことがなくなりました。
イライラしないようにすることは、我慢をすることではありません。
イライラしない考え方を持つことで、自分自身もとても生きやすく感じられます。
イライラしない思考法にチェンジしていきましょう!
この記事を参考に、みなさんが他人も自分自身も苦しめるイライラから解放されることを祈っています!
「HSPは優しい」は間違い
HSPとは、刺激に敏感で繊細な気質を持った人のこと。
HSP(Highly Sensitive Person)
「繊細な気質を持った人」や「敏感な人」のこと
特徴としては、
- 物事を深く考えたり、深く味わう
- 刺激に対して敏感
- 共感力が高く、人の気持ちを察する
- 変化に気が付きやすい
などが挙げられます。
自分はHSPかもしれないと感じる方は、まずはアーロン博士が提唱するHSP診断をしてみることをおすすめします。
芸能人の中にも、HSPではないかと思われる方がいらっしゃいます。
その中で2021年の水曜日のダウンタウンという番組で、スタッフを気遣い涙を流したことが話題になったのが野田クリスタルさん。
この野田クリスタルさんが涙を流した回を観た彼が、あることをつぶやきました。
もし野田クリスタルがHSPなら、僕はHSPじゃないかも。僕はこんなに優しい人じゃない…。
そう、彼が言うようにHSPは優しいというイメージを持たれがち。
たしかにHSPには良心的な人が多いですが、HSP=優しいとは言い切れないと感じます。
なぜなら、HSPの中にも他人にイライラしてしまうという悩みを持っている方もいるからです。
HSPが他人にイライラしてしまう原因には、
- 刺激に敏感だからこそ、周囲の人の言動が気になり神経質になってしまう
- 自分の完璧主義を他人に強要してしまう
- 他人に気遣いができるからこそ無神経な人に腹が立ってしまう
などが考えられます。
そのため、他人に寛容になれない自分を責める必要はありませんし、HSPではないと考える必要もありません。
むしろ、あなたのイライラはHSPだからこそのものかもしれません。
HSPがイライラするときの対処法
つい神経質になってしまうHSPさん。
他人の言動にイライラしてしまったときは、どのように気持ちを落ち着かせたら良いのでしょうか。
- 気持ちを紙に書き出す
- 自分を客観視する
- 壮大なものを想像する
- 自分を癒す
の4つを紹介します。
気持ちを紙に書き出す
HSPの中には、自分の感情を言葉にするのが苦手な方もいます。
自分の感情を他人に伝えることもできず、ひたすらモヤモヤを感じ続けてしまうことも。
そんな方におすすめしたいのが、筆記開示 (エクスプレッシブ・ライティング)。
筆記開示とは、心理学的にも有効であると言われているストレス緩和方法のこと。
やり方はとっても簡単で、ただひたすらに今感じていることを自分の言葉で紙に書き出すだけ。
誰に見せるわけでもなく書き殴りでOK。
この筆記開示には、
- 気持ちを吐き出して心がスッキリする
- 自分の心の状態を理解することができる
- 冷静になって問題解決策を考えることができる
という効果があります。
HSPにはイライラするとき以外にも、眠るの習慣として続けることもおすすめ。
眠る前にグルグル思考に悩んでいる方は、気持ちを整理することができます。
ぜひお試しください。
僕も毎日やっています!
自分を客観視する
イライラする出来事に出会ったとき、ついカッとなってしまうことってありますよね。
そのまま感情的な状態で行動に移すと後悔する可能性が高いです。
私はとくにカッとなって行動してしまったことで、いつも後悔していました。
そこで必要となるのが、自分を客観視すること。
HSPは普段から、他人から自分がどのように見えているのかを気にするところがあります。
ですが、イライラしてしまったときは、その考え方を忘れてしまいがち。
イライラしてしまっても、一度冷静になって周りから自分がどのように見えているのか考えてみることで気持ちを落ち着かせることができます。
壮大なものを想像する
イライラしてしまってどうしようもないとき。
宇宙や自然、アート作品など、何か壮大なものに触れることをおすすめします。
よく悩みを持っている人が登山をして悟りを開いたり、海で夕陽を見て元気を出すというような話があります。
まさにそれと同じ。
ため息が出てしまうような壮大なものに触れることで、自分や自分の抱えているもののちっぽけさを感じ、ストレスが緩和しやすいと言われています。
とはいえ、仕事中に自然に触れることは難しいと思います。
そんな方は実際に触れられなくても、想像してみるだけで問題ありません。
感受性が豊かなHSPには特に有効な方法です。
HSP特有の想像力で、壮大な力を感じてイライラを乗り切りましょう。
自分を癒す
最後におすすめしたいのが、自分自身を癒してあげること。
他人にイライラしてしまうときは、自分自身も余裕がなくなっていることが多いです。
一旦、イライラしてしまう相手や場所から離れて
- 気分転換に散歩をする
- 好きな飲み物を飲む
- リラックスできるアイテムをつかう
- 好きなことを考える
など、自分が好きなことをして満たしてあげましょう。
自分の心が満たされることで、イライラが落ち着くこともあります。
イライラを感じたときこそ、自分を目いっぱい甘やかしてみてください。
HSPのイライラをなくす考え方
つい神経質になってしまう方は、好きで他人にイライラしているわけではないはず。
HSPのイライラをなくす考え方を確認していきましょう。
自分に厳しくするのをやめる
「自分にどんな事情があろうと他人には親切に接するべきだ」
「他人には絶対に迷惑をかけてはいけない」
など、HSPには自分に厳しいルールを設けている人がいます。
もちろん、他人には親切にすべきだし迷惑もかけない方がいい。
ですが、そうできないときだってあります。
自分に厳しい人は、つい他人にも同じレベルを求めてしまうもの。
自分に厳しいルールを設けることで守れなかった自分を責めてしまったり、自分が守っているルールを無視している他人にイライラを感じてしまう原因になります。
他人にイライラを感じたくなかったら、まずは自分に科した厳しいルールをやめましょう。
自分自身が完璧でないことを認めて寛容になることで、他人に対しても寛容な考え方を持つことができます。
私も気が付かないうちに作り上げていたルールを捨てて、自分も他人も許せるようになりました。
期待をしない
もう1つイライラしない方法として有効なのが、他人に期待をしないこと。
「きっとこうしてくれるだろう」
そういった期待や思い込みがあると、思った通りにいかなかった場合に裏切られたと感じてしまいます。
傷つくこともありますし、憤りを感じてしまうこともあるでしょう。
期待をしないというのは、少し冷たい感じがするかもしれません。
ですが、相手に期待をすること自体が勝手な行為だとも考えられます。
約束したわけでもないのに勝手に期待されて、裏切られたと言われても困ってしまうもの。
適度の期待は信頼関係を築くのに重要かもしれません。
ですが、思い通りにいかなかったときにイライラしてしまうほどの期待は度が過ぎています。
度の過ぎた期待をしないように、冷静な目を持てると良いでしょう。
期待をしないのは、自分自身にも同じだよ。
自分自身に期待をしなくなるのは、自分の弱さや欠点を認めることに繋がるね。
また、自分の当たり前を相手に押し付けないことにも注意が必要です。
HSPさんの当たり前は、他人に通用しないことが多いです。
HSPかHSPではないかの以前に、他人と自分は考え方の違う人間だということを念頭に置いておきましょう。
刺激から身を守る
HSPが過敏にキャッチしてしまう刺激は、光や音だけではありません。
他人の言動も刺激となります。
非HSPの方が気にならない他人の行動が妙に気になったり、目についてしまう。
「どうしてあんな行動が取れるのだろう…」と憤ったり、悲しんだり。
結果的に心が疲れてしまうのです。
そのため、 他人の言動という刺激 をシャットアウトしてしまうのもおすすめ。
- 出かけるときは混み合う時間や場所を避ける
- 常にイヤホンで音楽を聴く
- 本を持参して自分の世界に入れるようにしておく
- リモートワークをする
- SNSを見ない
などなど、さまざまな方法を取ることができます。
HSPにとって他人の言動も刺激だということを理解して、刺激から身を守る行動をとりましょう。
HSPのイライラ対処法:まとめ
他人の些細な言動にイライラしてしまうと悩んでいるHSPさんに向けて、HSPがイライラするときの対処法とイライラしない考え方を紹介してまいりました。
HSPがイライラするときの対処法
- 気持ちを紙に書き出す
- 自分を客観視する
- 壮大なものを想像する
- 自分を癒す
イライラしない考え方は、
- 自分に厳しくするのをやめる
- 期待をしない
- 刺激から身を守る
の3つでした。
HSPがイライラする原因は、他人の言動が気になってしまうこと。
そして、自分や他人にレベルの高いことを求めてしまうため。
刺激から身を守ったり、自分や他人に寛容な考え方を見つけることでイライラから解放されましょう。
すぐには難しいかもしれませんが、少しずつ身に付けられます。
周囲の人にも自分自身にも愛される人になりましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。