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みみこ
新しい時代を自分の力で生きていけるようになるのが目標。
HSPを自分事として内側から、恋人のこととして外側から考察した内容を発信中。

【HSPが理解されない!】HSPが上手に周囲の理解を得る方法

 

HSPを理解してもらうのって難しい…。

 

どうしたら周囲からの理解が得られるんだろう?

 

自分の繊細な気質をわかってほしいのに、思うように理解が得られずに困っている方も多いのでは?

  

親や家族、恋人など、自分の大切な人に理解が得られないのはとてもつらいことですよね。

また、毎日ストレスのかかりやすい職場でも、HSPに理解をもってもらえたらいいのになぁと思うこともあるはず。

 

そこで今回は、HSPが上手に周囲の理解を得る方法をご紹介します。

 

こんな人にとおすすめ!
  • HSPが理解されなくて悩んでいる
  • 周囲にHSPの理解を得るにはどうしたらよいか知りたい
  • HSPへの理解についてどのように考えたらよいのか知りたい

 

この記事を書いたのは、みみこと彼氏
・付き合い歴5年半のHSS型HSP×HSPの繊細カップル
・アラサーの事務系OL
・繊細さん同士で同棲中
その境遇から、HSPが笑顔で自分らしく生きるための情報を発信してます!

 

私自身も、初めは周囲からの理解を得るのに苦労しました。

「こんなこと言って、甘えだとか言われたらどうしよう」と不安に感じたり、「自分が我慢し続けた方がいいんじゃないか」と悩んだことも数えきれないほどあります。

 

ですが、やっぱり大切な人には自分のことをわかってほしいと感じ、理解を求めることにしました。

その時に頑張ったおかげで、今では穏やかな毎日を送ることができています。

 

HSPが周囲へ理解を得るには、いくつか注意が必要です。

それを守らないと「わがままな人」に勘違いされてしまうこともあります。

 

周囲の理解や協力が得られて初めて、HSPは安心して日常を過ごせるようになります。

今回ご紹介するHSPが上手に周囲への理解を得る方法を参考に、みなさんにもそんな穏やかな日常が過ごせるようになってほしいです。

 

みみこ

私は周囲に自分の気質について話したことで、以前より絆が深まったような気がしています。理解をしてくれた家族・職場・恋人に心から感謝しています。

 

目次

HSPが理解されない悩み

 

HSPとは、繊細な気質を持った人のこと。

 

HSP(Highly Sensitive Person)

「繊細な気質を持った人」や「敏感な人」のこと

 

特徴としては、

 

  • 物事を深く考えたり、深く味わう
  • 刺激に対して敏感
  • 共感力が高く、人の気持ちを察する
  • 変化に気が付きやすい

 

などが挙げられます。

 

自分がHSPかもしれないと感じている方は、まずはアーロン博士が提唱するHSP診断をしてみることをおすすめします。

 

さらに詳しくHSPについて知りたい方は、【HSPとは?】”DOES”から見るHSPの4つの特性をご覧ください。

 

 

そんなHSPが周囲に理解されなくて悩んでしまうのは、どのようなときなのでしょうか。

 

  1. 自分ができないことを甘えだと言われてしまう
  2. 内向的な自分を否定される
  3. 苦手な刺激への配慮が得られない
  4. キツイ言い方をされてしまう
  5. 都合のいいように利用される

 

の5つをご紹介します。

 

自分ができないことを甘えだと言われてしまう

 

HSPには、その気質上どうしても苦手だと感じるものがあります。

 

もちろん個人差はありますが、例えば

 

  • 車の運転
  • 世間話
  • 電話対応
  • クレーム対応
  • 飛び込みの営業
  • マルチタスク
  • 臨機応変な対応

などなど。

 

このような苦手なものに関して、甘えだとか根性が足りないだとか言われると傷ついてしまいます。

 

HSPであってもなくても、誰にでも苦手なことはあるはず。

「HSPに苦手なことをさせないでほしい!」と言いたいのではなく、苦手だと感じる気持ちに寄り添ってもらえたら嬉しいなと感じます。

 

みみこ

もちろん、HSPさんにも苦手でも頑張らなくちゃいけないときがあるよ!

 

彼氏

苦手なりに頑張っていることを見守ってくれるだけでありがたいよね。

 

内向的な自分を否定される

 

「コミュニケーション能力が高く、誰とでも仲良くできる人こそ素晴らしい!」

「人とうまくコミュニケーションが取れないような人はとにかくダメ。」

 

長い間、このような価値観のなかで生きてきた私たち。

学校・職場・家庭など、さまざまな場所で内向的であることを改善すべき欠点のように扱われてきたのではないでしょうか。

 

ですが、実際は内向的なことは個性であって、欠点ではありません。

外向的な人が優れていて、内向的な人が優れていないわけではありません。

内向的な人には、外向的な人にない強みだってたくさんあります。

 

それにも関わらず、ただ人と話すのが苦手なだけで、会社や学校、家庭でダメ人間のように扱われて傷ついているという方も少なくないのでは?

 

彼氏

僕も同じ。男のくせに情けないとか言われちゃうんだよね。

 

人種差別、男女差別に問題意識が向けられている今、内向的な人も認められるような多様性を尊重する社会になることを願います。

 

 

苦手な刺激への配慮が得られない

 

扉を閉める音にびっくりしちゃう!もうちょっと何とかしてもらえないかな…。

 

家族や恋人に対して、苦手な刺激への配慮が得られずに悩んでいる方も多いです。

 

  • 生活音が大きくて驚いてしまう
  • テレビの音量がうるさい
  • 部屋の照明が明るすぎてつらい
  • 休日に出かけるのが疲れてしまう
  • 愚痴を聞き続けるのがしんどい
  • 精神的に追い込まれる

など。

 

光や音など五感に対しての刺激もあれば、精神的な刺激もあるでしょう。

このようなことに対して、家族や恋人の理解が得られずに生活するのはとてもつらいこと。

 

外で刺激を受けるのは仕方ないにしても、家でも休めないのは身体にもよくありません。

早急に対処した方が良さそうです。

 

キツイ言い方をされてしまう

 

言葉を真に受けてしまい、傷つきやすいHSPさん。

 

相手から理不尽なことを言われたり、キツイ言い方をされた場合、

非HSPさんであれば、

 

非HSP

あんな言い方しなくたっていいのに!気にしないでおこう!

 

と思うはず。

 

ですが、HSPさんは

 

HSP

どうしてそんな風に言われてしまうんだろう。きっと私がこんな感じだからいけないんだ…。

 

と自分のせいにしてしまうところがあります。

 

HSPさんは相手に過剰にキツイ態度を取られたり、理不尽なことを言われても聞き流すことができません。

相手の言葉や態度を深く考えて、自分の中に理由を見つけ出そうとしてしまうのです。

相手からキツイ言い方をされたことがトラウマになってしまうことだってあります。

 

みみこ

私も職場で性格のキツイ人に怒鳴られたことがきっかけで、会社に行くのが怖くて怖くてたまらなかったことがありました。

 

都合のいいように利用される

 

HSPには、とても良心的な人が多いです。

任せられた仕事は責任感を持ってやり抜くし、相談は自分のことのように親身に聞いてくれる。

頼まれごとも、あまり断ることがないでしょう。

 

ですが、そんなHSPさんの善意を利用しようとしてくる人がいます。

 

嫌な仕事を丸投げしてきたり、ストレス発散の矛先にしたり。

自分の立場を維持するのにHSPさんを下げるような扱いをしたりと、さまざまな人がいます。

 

そんな人に振り回され続けて、精神的に参ってしまうHSPさんも少なくありません。

自分を利用しようとしてくる人には注意が必要です。

 

HSPを理解してもらう方法

 

これまで見たようにHSPは周囲からの理解されないことが多く、悩みやすいことがわかりました。

それでは、どのようにしてHSPに理解をもってもらうことができるのでしょうか。

 

私自身の経験から、

 

  1. 具体的にお願いしたいことを伝える
  2. 周囲に相談する
  3. HSPについて知ってもらう

 

の3つをご紹介します。

 

みみこ

親・恋人・職場によって必要なアプローチ方法が変わってきます。相手に合った方法で理解を求めましょう!

 

具体的にお願いしたいことを伝える

 

まずおすすめしたいのが、具体的にお願いしたいことを伝えること。

これはHSPを親に理解されないという人も、恋人、職場すべてに対して有効です。

 

HSPが周囲に理解を求めようとすると、つい

「自分はHSPだから配慮してほしい」

というような言い方になってしまいます。

 

ですが、そのような言い方は「HSPを言い訳にするな」という反感をかいやすい。

また、HSPという言葉自体を嫌っている人から拒絶反応を起こされやすいです。

 

ファッションHSPという言葉があったり、HSPという言葉自体に悪いイメージを持っている人もいます。気を付けましょう。

 

 

HSPという言葉は使わなくても、周囲に理解を得ることは可能です。

 

例えば、

 

「大きな音に驚きやすいから、もう少し静かに扉を閉めてもらってもいい?」

「愚痴話ばっかりで疲れちゃう。楽しい話がしたいな」

「もう少し落ち着いて話しませんか?」

など。

 

具体的にお願いされることで相手も行動を改めやすくなりますし、余計な反感をかうこともありません。

 

私たちに必要なのは、自分がHSPであることを理解してもらうのではなく、自分が生きやすくなるように周囲に協力してもらうこと

 

さまざまな考え方を持った人がいます。

自分がHSPであることを無理に相手に理解させようとしないように気を付けましょう。

 

周囲に相談する

 

次におすすめなのが、周囲に相談すること。

この方法は、特に職場での理解を得る場合に有効です。

 

先ほどご紹介したように、HSPの自分に対して理不尽なことを言ってきたり、仕事を丸投げしてくるような困った人が現れることがあります。

そんなときは、一人で抱え込まずに周囲に相談しましょう。

 

正直なところ、相手に行動を改めさせたりするのは難しいです。

ですが、周囲に相談することで理不尽な人との接触機会を減らしてもらったり、間に入ってフォローしてもらえるようになる可能性があります。

 

そういった配慮をしてもらうことで、だいぶつらさが軽減されるはず。

 

みみこ

私も社内にどうしても苦手な女性がいて、これまでされたことや言い方がキツイ人が苦手なことを正直に周囲の方に相談しました。その結果、彼女との接触機会を減らしてもらえるようになりました。

  

 

HSPについて知ってもらう

 

先ほどもお話したように、基本的に自分がHSPだと感じるかどうかは他人に伝えるべきではないと考えます。

ですが、親や家族、恋人など自分が大切に思っている相手だからこそ、自分がHSPであることを理解してほしいと感じることもあると思います。

 

そんな方には、まずは相手にHSPについて知ってもらうことをおすすめします。

HSPに悪いイメージを持っていたり、話をまともに聞いてもらえないのは、本当のHSPを知らないから。

 

自分がどうしてHSPだと思ったのか

どんなつらい思いをしてきたのか

一度真面目に話してみると良いでしょう。

 

また、HSPについて書かれた本を読んでもらうのも手です。

 

あまり本を読むのが得意ではない人には、『繊細さんの本』がおすすめ。

文字量が多くなく、イラストが豊富で視覚的にわかりやすいため、これからHSPについて知りたい人が、最初に読むのにピッタリな一冊です。

 

 

 

本を読むのが好きな方におすすめしたいのが、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』

著者が心理療法士であるためカウンセリング要素が強く、より深くHSPについて勉強することができます。

 

 

 

実は私たちもHSPを理解してもらうのに、最初はうまくいきませんでした。

 

HSPカップルの私たちですが、最初に自分がHSPではないかと感じたのは私の方。

彼に自分がHSPかもしれないと相談したとき、最初は「なんでもかんでも自分のことを病気だと思うのはよくない」と言われてしまいました。

 

やっと自分のことがわかったと思ったのに、大好きな彼からそんな風に言われた私は大ショック。

ですが、それからどうして自分がHSPだと感じたのかを話したり、『繊細さんの本』を一緒に読むことで理解してもらうことができました。

 

彼氏

あの時はひどいことを言ってごめんね。

  

みみこ

私をきっかけに彼くんも自分がHSPだとわかってよかったなって思っているよ。

 

すぐに受け入れてもらうのは難しいとは思います。

ですが、あなたを本当に大切に思っている相手なら、きっとちゃんと自分の話に耳を傾けてくれるはず。

これをきっかけに大切な人との絆がさらに深まることを祈っています。

 

【HSPが理解されない!】HSPが上手に周囲の理解を得る方法:まとめ

 

親や家族、彼氏/彼女など周囲にHSPが理解されないと悩んでいる方に向けて、HSPが上手に周囲の理解を得る方法をご紹介してまいりました。

 

HSPが理解されない悩みには、

 

  • 自分ができないことを甘えだと言われてしまう
  • 内向的な自分を否定される
  • 苦手な刺激への配慮が得られない
  • キツイ言い方をされてしまう
  • 都合のいいように利用される

 

の5つがありました。

 

それに対して、HSPが上手に周囲の理解を得る方法として、

 

  • 具体的にお願いしたいことを伝える
  • 周囲に相談する
  • HSPについて知ってもらう

 

を提案しました。

 

HSPの理解を得ると言っても、自分がHSPであることを周囲に知らせるわけではありません。

自分がHSPであることを無理に理解させようとするのではなく、生きづらさを解消するために周囲に協力をお願いしたいという姿勢を忘れてはいけません。

 

また、「HSPは理解されて当たり前だ」というような考えを持たないようにも注意をしましょう。

 

私たちが非HSPの考え方に理解ができないように、非HSPさんもHSPの考え方を完全に理解するのは難しい。

お互いに完全に理解し合うことができないからこそ、お互いを尊重して生きていくことが求められます。

 

みみこ

非HSPの方もHSPの方も、互いの価値観を否定せずに尊重していきたいね。

 

みなさんが周囲の理解を得ることができ、今以上に過ごしやすい毎日が送れることを祈っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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