就活がつらすぎる!もうやめたい…!
こんなんで内定が出る気がしない。不安しかないよ
HSPにとって、就活は人生で最初にぶつかる大きな壁。
失敗できないというプレッシャーに悩んだり、
なかなか内定がもらえなくて焦ってしまったり、
これまで以上にメンタルがボロボロになりやすい時期だと思います。
実際に、HSPの私たちも就職活動でとても苦労しました。
ですが、なんとか内定をもらえて、今では社会人として働き続けられています。
そこで今回は、私たちHSPカップルの経験からHSPがしんどい就活乗り切る方法をご紹介します。
これから就活が始まる方や、就職活動真っただ中の方の不安が少しでも解消されたら嬉しいです!
- 就活に不安を感じる
- 就活がしんどい
- HSPの自分は就活ができないと感じる
- HSPが就職活動をするのに注意したいことが知りたい
- HSPの就活体験談が聞きたい
- HSPに向いている仕事の探し方が知りたい
HSPにとって、就活はとてもしんどいもの。不安な気持ちをコントロールしながら、自分にぴったりな会社を見つけられるようにしましょう!
HSPにとって就活ができないと感じるポイント
早速、HSPが就活をつらいと感じるポイントを確認してみましょう。
自分の長所を見つけられない
就活では、エントリーシートや面接などで自己PRを求められます。
ですが、HSPにとって自分の長所を見つけるのはとても悩ましいこと。
外向的で社交的な人が評価される社会の中で、HSPの多くは「内気だ」「控えめだ」となかなか人から評価をされてきませんでした。
そのため、自分には長所がないと感じている人が多いのです。
長所は短所の裏返しともいいますが、これまで散々繊細な気質に悩んできたのにいきなりポジティブに変換するのは難しいでしょう。
また、長所を見つけることができても「自分よりできる人はいっぱいいるし…」と長所だと言い切っていいのか躊躇してしまうこともあります。
面接がうまくいかない
なんとか自分の長所を見つけられても、次の面接で悩んでしまうHSPも多いです。
HSPの面接での悩みには、このようなものが挙げられます。
HSPが面談で抱く悩み
- 刺激に敏感になりすぎてしまう
- 緊張しすぎてしまう
- プレッシャーやその場の空気に頭が真っ白になる
- 何を聞かれるかわからなくて不安
- 圧迫面接に遭い、トラウマになる
普段から刺激に敏感なHSPですが、面接の緊張によってさらに神経質になってしまいます。
面接会場の緊張感や面接官の表情、自分の中にある不安や緊張といった感情など、多くの情報をキャッチしてしまうことで頭がパンク状態になってしまうのではないでしょうか。
せっかく覚えてきた志望動機や自己PRの言葉も飛んでいってしまうことも。
面接官から何を聞かれるかわからないことも不安材料の1つでしょう。
そして、一番たちが悪いのがHSPが圧迫面接に遭ってしまった場合。
面接自体にトラウマを感じてしまい、それ以降の面接でもうまく自分が出せないようになってしまいます。
彼が圧迫面接を経験して、とても傷ついてしまったことがありました。頑張る就活生の心だけでなく、その後の就活や人生を踏みにじるような圧迫面接を私は絶対に許しません。
このご時世に圧迫面接を行っているような会社は良い会社だとは言えません。もし圧迫面接にあったら、「ここの会社はやばいって気が付けてよかった!」と考えましょう。
傷ついてしまいやすい
就活をしていると傷つく出来事がたくさんあります。
就活で傷つきやすい出来事
- 企業から届く不採用の連絡である「お祈りメール」
- 面接会場で自分よりもハキハキと話せる就活生や就活がうまくいっている友達を見て、落ち込んでしまう
- 面接でうまく話せなかったことを後悔する
就活生の誰もが経験することだと思いますが、その中でもHSPは傷つきやすく、回復するまでに時間がかかってしまいやすい。
いつまでも引きずってしまって、次の面接でも失敗を繰り返してしまうことも。
落ち込んだ気持ちとどう向き合っていくかも課題の1つと言えます。
不安に耐えられない
「もしどこからも内定が出なかったら…」
「ブラック企業に入社しちゃったらどうしよう…」
就活は自分の将来を決める重要なもの。
不安な気持ちになるのは当然のことです。
ですが、人よりも不安を感じやすいHSPにとっては耐え難いストレスと感じることも。
不安な気持ちをどう向き合っていくのかを考える必要があります。
HSPがしんどい就活を乗り切る方法
そんな悩みを持つHSP就活生は、どのように就活を乗り越えたら良いのでしょうか。
繊細な自分をよく理解する
自分の長所が見つからないと悩んでいるHSPには、
- 自分自身について深く知る
- HSPの強みを知る
の2つが重要です。
みなさんは就活セミナーや就活サイトの中で、自己分析をしてきたかと思います。
ですが、内容が薄かったり、本当にこれでいいのか?と疑問を感じたことがあるのではないでしょうか。
HSPにとって重要なのは、本当に納得しているかどうか。
腑に落ちている内容でないと、迷いを感じてしまい面接官に心からアピールすることができません。
自己判断だけじゃなく客観的な判断を含めて、自分がどういう人物なのか振り返ってほしいのです。
私からHSPの自己分析におすすめの2冊の本を紹介しています。
詳しくは、HSPが就活で長所・強みを見つける方法!具体例もご紹介☆をご覧ください。
そもそもHSPについてあまり知らないという方には、
『「繊細さん」の本』
『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』
がおすすめ。
就活という自分自身と向き合う場面を迎えるにあたり、この2冊から学んだことは大きな影響を与えてくれるはず。
これから就活を控える方はもちろんのこと、就活中の方にもちょっとした空き時間に読んでみてほしいです。
私もこの2冊に心救われました!
背伸びせずに自分に合った企業を探す
新卒の就活は、自分を企業に売り込むという要素が強いように思います。
ですが、それは本当に正しい方法なのでしょうか?
自分を偽ってその企業に入社しても、うまくやっていけるわけがないと思いませんか?
私たちHSPは、自分を偽るよりありのままの自分に合った企業に入社する方がうまくいきます。
あまり背伸びをせず、自分に合った企業に出会うことを目的にしてみてはいかがでしょうか。
会社に必要なのはコミュニケーション力が高くて、ガツガツ仕事を進められる人だけではありません。
人の気持ちがわかり、周囲に対して細かい配慮ができる人も必要です。
そんなHSPの長所を魅力的だと感じる企業もあります。
自分のことを社会に役立たない人だなんて思わないでくださいね!
また、就活や転職を見ていると「自分のやりたいことを仕事にすべき」という考え方が協調されています。
ですが、HSPにとってはやりたいことよりも、自分が生きやすくなる環境を重視した方が良さそう。
- 休暇の量
- 仕事の忙しさ
- 精神的に負荷がかかるか
- 勤務地
などを相対的に見て、自分が楽に生きられそうな選択をすると後々つらい思いをしなくて済みます。
もちろん、どうしてもやりたい仕事がある人はやりたいことを優先した方が良いです。
ですが、そうではないのなら条件の良いところを選ぶのが無難だと言えます。
私の仕事は正直言って自分がやりたいことではありません。ですが、仕事より大切な自分の時間や大切な人との関係を維持するために、今の会社を選んだことは間違っていなかったと感じています。
面接に必要な心構えを知っておく
HSPが面接を乗り切るには、心構えが重要。
面接に対する考え方を改めることで、HSPは面接をのびのびと受けられるようになります。
具体的な心構えは、HSPが怖い面接を乗りきるための心構えとは?当日注意することも含めて解説!にてご紹介しています。
緊張がなくなることはありませんが、面接を怖いと感じる気持ちが少しでも楽にしていきましょう。
HSPが就活のつらさを解消する方法
HSPがしんどい就活を乗り切るには、どうしたら良いのか紹介してまいりました。
ここからは、HSPが就活に感じるつらい気持ちや不安をどのように解消していけば良いのかご紹介します。
不安を感じたら即行動
就活に強い不安を感じているHSP。
そんなHSPが就活を乗り越えるために必要なのは、不安を感じたら行動に移すこと。
一般的に不安は悪いものと捉えられがちですが良い面もあります。
それは、不安をエネルギーにして対策ができること。
不安な気持ちがあるからこそ、私たちは行動をすることができるのです。
HSPはこれまでもいろいろなことに不安を感じ、さまざまな対策をしてきたのではないでしょうか。
就活についてもそれは同じ。
不安を感じたら感じただけ対策をしてみましょう。
きっとその対策は他の就活生との差になるはず。
不安を感じて対策をしてきた分、自分のやってきたことが自信に繋がっていきます。
不安な気持ちをプラスに昇華させましょう。
嫌だったことを振り返らない
面接官から嫌な質問をされてしまったり、面接でうまく話すことができなかったり。
就活をしていると嫌なこともたくさんあります。
そんな過去の失敗や嫌な経験を引きずっていては、自分の力を発揮することができません。
そこでおすすめなのが、嫌だったことを振り返らないこと。
HSPは一度失敗をすると、同じ失敗をしないように何度も過去の失敗を振り返ってしまいがち。
ですが、何度も思い出すことで過去の失敗が頭に定着し、忘れられない記憶となってしまいます。
面接が怖いと感じるのは、過去に面接で失敗した記憶が頭に定着しているのが原因かもしれません。
私たちが思い出したいのは失敗や嫌だった経験ではなく、そこから得た教訓だけ。
失敗を振り返るのは一度だけにして、そのあとはすぐに忘れるようにしましょう。
なかなか忘れられないときは、嫌なことはすでに完了したと考えるのがおすすめ。
人間は継続していることは記憶に残りやすく、完了したものは忘れやすいと言われています。
そのため、
「嫌な経験はこれで済ませたから終わり!」
「失敗はこれで完了」
と考えるだけでも失敗を引きずりにくくなります。
成功への近道は、失敗を誰よりも早く重ねること。
あなたにいま必要な失敗はこれで完了したので、安心してくださいね。
劣等感を感じたら相手を観察してみる
就活中のHSPは、普段以上に繊細になりやすい。
集団面接で他の学生との差を見せつけられたり、既に内定が出ている同級生と比べて劣等感を感じることも多いです。
「私なんて…」と考えそうになったら一旦ストップ。
感情を一旦置いておいて、どうしてその人がうまくいっているのかを観察してみてください。
言い間違いをしても笑顔で話をしていた
キャリア支援課によくいるのを見かける
面接を経験している数が多い
など、いろいろなことに気が付くのではないでしょうか。
そんな成功している人の真似をやってみましょう。
自分にはできないと思っても大丈夫。
試してみたら意外と簡単かもしれませんよ。
刺激から身を守る術を身につける
HSPが就活を乗り越えるためには、刺激から身を守る術を身につけると良いでしょう。
特に面接で活かせるのが、相手がテレビ画面の中の人だと思い込むこと。
相手から発するエネルギーをバリアするようなイメージを持つことで、少し気持ちが楽になれます。
そういった意味でリモート面接は、HSPに有利とも考えられますね。
他に私が実践しているテクニックは、【『繊細さんの本』より】私が実践しているHSPが生きやすくなるためのテクニック5選にて紹介しています。
やり直しができることを覚えておく
「就活に失敗したら人生終わりだ…!」
そんな風にプレッシャーを感じている人もいるかもしれませんが、それは大きな間違い。
就活に失敗して満足いく会社に就職できなくても、転職という選択肢があります。
現在では転職を経験する人は少なくありません。
むしろ転職経験がある人が評価される世の中になるとも言われています。
これまで日本では新卒で採用された会社に勤め続ける終身雇用が当たり前となっていました。
ですが、最近では勤続年数よりも個人のスキルを評価する会社が増えています。
これからの社会で求められるのは、1つの会社で働き続ける忍耐力よりも経験やスキル。
前職で他の企業や職種を経験していたことは、あなたにとって立派なスキルとなります。
もちろん、働きながらの就職活動は新卒と違った大変さがありますが、就活に失敗したら人生が終わるわけではありません。
HSPはこれまでの経験や不安から、考えが凝り固まってしまっている人も多いです。
いつでもやり直しができると思うだけで、不安な気持ちが和らぐのではないでしょうか。
とはいえ、もし就活に失敗しても転職を一人で進めていける気がしない!という方もいるかと思います。
そんな方には、転職エージェントの利用がおすすめ。
転職エージェントとは、無料でエントリーシートの添削や面接対策を支援してくれるサービス。
大学のキャリア支援と同じような支援が受けられるので、安心してくださいね。
HSPにおすすめの転職エージェントは、HSPの転職エージェントとの付き合い方!おすすめエージェント4つを厳選にてご紹介しています。
つらい気持ちを聞いてもらう
面接で思ったように話せなかったり、
なかなか内定がもらえずに不安になってしまったり、
就活に行き詰まることもあるかと思います。
そんなとき、心優しいHSPは心配をかけまいと親や恋人に相談ができないのではないでしょうか。
ですが、つらい気持ちを溜めこんでいては現状は変わらないままです。
そんなときにおすすめしたいのが、つらい気持ちを誰かに聞いてもらうこと。
「話を聞いてもらうだけでは、現状は変わらないんじゃない?」
そう思うかもしれませんが、誰かに気持ちを話して理解してもらえるだけでもとても心がラクになります。
相談相手には、
- HSP仲間
- 就活仲間
- 就活を過去に経験したHSP
- カウンセラー
などがおすすめ。
もしも周りに相談できる人がいなかったり、悩みを抱えていることを知られたくない場合には、オンラインカウンセリングを利用するのも手。
オンラインカウンセリングであれば、
- おうちでカウンセリングが受けられる
- 匿名や顔出ししなくても相談ができる
- 病院に行くレベルじゃなくても大丈夫
- 病院のカウンセリングよりも料金が安い
というメリットがあります。
特に私がおすすめするのは、うららか相談室。
うららか相談室では、就職活動に関するカウンセリングも受け付けています。
就活は精神的にとてもストレスのかかることです。
人によっては、うつ症状が出てしまうことも…。
ですが、カウンセリングを受けることで就活を続ける元気をもらったり、カウンセリング自体が自己分析に役立つこともあります。
いま就職活動でつらい思いをしている方は、ぜひ活用してみてくださいね。
\うららか相談室、詳しくはこちらから/
HSPに向いている仕事の探し方
ところで、HSPが自分に合った仕事を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか。
HSPは自分に合った職場を見つけられるだけでも、「なんとかやっていけるかも!」と感じられます。
HSPの仕事選びの方法【長く勤められる職場の探し方】にて、実際に私が現在の仕事を選んだ経緯と一緒に紹介しています。
参考にしてみてくださいね。
HSPの就活体験談
実際にHSPの就活は、どのような様子なのでしょうか。
私たちHSPカップルの体験から、就活でうまくいったことやうまくいかなかったこと、おすすめしたことを具体的にご紹介します。
HSPが就活でうまくいったこと
私たちが挙げた就活でうまくいったことは、以下の通り。
HSPが就活でうまくいったこと
- 面接が苦手だからこそ、説明会に何度も参加して熱意をアピールした
- ゼミで質疑応答に慣れておいた
- 憧れよりも自分の価値観を重視して会社を選んだ
- エントリーシートを作り込んだ
- 誰かと一緒に就活することで励ましてもらえた
- 就活にかなり早くから取りかかった
やはり面接に対する不安が大きく、そのリカバリーのために採用担当に顔を売っておいたのはとてもよかったです。
「あれ?きみ、この前も来てくれたね」と言われたときは、よっしゃ!と思いました。
あえて厳しいゼミに所属することも、頭を整理しながら話す練習になりました。
いくら苦手なことでも数をこなすと慣れてきます。
面接練習の機会を増やして、トレーニングしてみるのもおすすめです。
また、深く物事を考える部分が発揮されたのか、エントリーシートの通過率が高かったです。
ですが、何度書き直しても納得いくものができず、ものすごい時間がかかってしまうことがありました。
誰よりも早く就活に取りかかっていたというのもHSPならでは。
私は大学内で応募選考のあるインターンシップに応募した際、就活に早くから取り組んでいたからという理由で選ばれたことがあります。
HSPの心配性がプラスに活きた経験でした。
HSPが就活でうまくいかなかったこと
逆にうまくいかなかったことは、以下の通り。
HSPが就活でうまくいかなかったこと
- 面接に緊張しすぎた
- 面接で決まったことしか話せなかった
- 自分のアピールポイントが見つけられなかった
- 企業のデータしか見れていなかった
- 自分は社会不適合者ではないかと感じていた
- 嘘が言えなかった
人前で話すのが苦手な彼は、面接に緊張しすぎてしまったことが反省点でした。
また、志望動機や学生時代に頑張ったことなどの定番の質問は答えられても、少し変わった質問が来ると上辺だけの回答しかできなかったとのこと。
もっと自己分析をしっかりやっていたら、変わった質問にも答えられたかもしれません。
企業分析についても、今思うと足りない点が多かったです。
本来、企業分析は自分自身とマッチしている企業なのかを調べるために行うもの。
それにも関わらず、面接の中で話題にされて困らないようにデータをチェックするばかりで、その会社の様子を理解できていませんでした。
その結果、入社してから「なんか思っていたのと違う」と感じてしまうことがありました。
私が特に悩んでいたのが、自分は社会不適合者なのではないかということ。
学生時代、アルバイトを人間関係が理由で長く続けられないことが多く、社会人になっても同じところで働き続けられないんじゃないかと感じていました。
HSPの就活生におすすめしたいこと
以上の私たちの反省点から、HSPにおすすめしたいことをまとめました。
HSPの就活生におすすめしたいこと
- 早めに就活を始める
- 自己分析を徹底してやっておく
- データだけでなく自分が働くことを意識して企業分析をする
- 緊張対策を覚えておく
- 頭を整理しながら話す練習をしておく
- 社会人の先輩に不安を相談してみる
物事を深く考える私たちは、他の学生に比べると1つ1つに時間がかかりがちです。
早めに就活を始めておくと、焦らずに取り組めます。
また、就活のゴールを内定をもらうことだと思わないことが重要。
焦りや不安を感じ始めると、自己分析や企業分析を内定をもらうためだけのいい加減なレベルで終わらせてしまいがち。
ですが、それでは入社してから「こんなはずじゃなかった!」が発生してしまいやすいです。
就職活動の全体の土台となるのが「自己分析」
まずはその基礎部分ができていないと、その上の「企業分析」も「面接対策」も活きてきません。
内定をもらうためではなく、自分が働き続けることを意識して取り組みましょう。
HSPが一番不安に感じる面接対策については、緊張の対策方法を覚えておくことをおすすめします。
また、面接以外の場所でも考えながら話す練習をして、考えてきたこと以外を話すことができるようにしておきましょう。
働くことに感じている不安は、社会人の先輩に相談してみるのが良いです。
私が感じていた同じところで働き続けられない悩みは、先輩から「アルバイトと会社員は全然違うから大丈夫だよ!」と言われたことで、とても安心できました。
アルバイトでは飲食店など慌ただしい場所で臨機応変に働くことが求められましたが、オフィスワークではあまりそういうところはありません。
アルバイトで自分の苦手な環境がわかったのなら、そういう環境を選ばなければ良いだけ。
働くこと自体に心配する必要はなかったのだとわかって、とても心がラクになりました。
みなさんも社会人の先輩に相談したら、たいしたことじゃなかったのかもと思えるかもしれません。
HSPが就活で身につけたいこと
HSPにとって就職活動はしんどいものですが、就職活動を通して身につけたものは社会人になってから必ず役に立ちます。
そこで、私たちが感じたHSPが就職する前に身につけておきたいことを紹介します。
自分の機嫌を自分で取る力
みなさんは、自分がどんなもので機嫌が良くなる理解できていますか?
- 推しているアイドルの動画を見る
- デパコスを買う
- 大好きなお菓子を食べる
- 筋トレをする
などなど、人それぞれ機嫌が良くなることがあると思います。
就活がうまくいかなくて落ち込んだ日や今日は頑張ったぞ!という日には、何か自分を喜ばせることをしてあげてください。
社会人になる前に、そんな自分の気分を切り替えてくれるものをたくさん見つけておきましょう。
仕事をしていると、どうしてもつらいことが発生してしまうことがあります。
そんなとき、自分の機嫌をコントロールできる人は強いです。
お金がもったいないとか時間の無駄だなんて思わずに、頑張っている自分にご褒美をあげてほしいです。
これは働き続けるために必要な投資ですよ!
まさに私も過去にお金がもったいないと思って、自分へのご褒美を我慢していました。
自分に必要な刺激を調整する力
人間には適度な刺激が必要で、刺激がないのもまたストレスに感じるのだそう。
HSPもそれは同じ。
快適だと感じる刺激レベルが低いだけで、刺激が全くいらないわけではないのです。
HSPに必要なのは、自分が快適に感じるレベルまで刺激を調整すること。
面接やグループディスカッションで疲れてしまったときは、おうちでゆっくり過ごす。
自己分析や企業分析で作業ばかりしていたから、ランニングをして身体を動かす。
このように刺激が多い時は減らす努力を、刺激が足りないときは少し刺激的なことを取り入れてみることをおすすめします。
1日だけで刺激を調整するのは難しいので、1週間単位で自分の刺激を調整してみてください。
そうすることで、ストレスを感じずにメリハリをもって就活に取り組めるようになります。
社会人になってからも事務の人は休みの日にハイキングやショッピングに出かけたり、営業の人は読書を楽しんだりしてみてくださいね!
ストレスをかわす考え方
就職活動中のみなさんは、たくさんのストレスを感じていると思います。
ですが、残念ながら今感じているようなストレスは社会人になっても続きます。
そこで、就活を通してストレスをかわす術を身につけておくことが大切です。
世の中には同じ状況であっても、
- ストレスを受け止めてパンクしてしまう人
- うまくかわして受け流せる人
がいます。
真面目で責任感の強いHSPは、ストレスを受け止めてパンクしてしまう人が多数でしょう。
だからこそ、ストレスをかわして受け流す術を覚えておくことが大切なのです。
そんなストレスを受け流す方法を勉強するのにおすすめなのが、『精神科医が教える ストレスフリー超大全』という本。
「ストレスフリーの基本」「人間関係」「プライベート」「仕事」「健康」「メンタル」「生き方」の7つの章から構成されており、ストレスを受け流すための考え方を学ぶことができます。
具体的に何をすべきかが明確に示されているので、すぐに行動に移すことができるのも魅力。
就活中に感じる悩みも社会人になってから感じる悩みも、解決してくれるに違いありません。
私も社会人になる前に読んでおいたら、もっとラクな気持ちで働けたのにって思いました!
HSPがつらい就職活動を乗り切る方法:まとめ
就活がつらいHSPに、私たちの経験からHSPが就活を乗り切る方法をご紹介してまいりました。
HSPが就職活動を乗り切る方法
- 繊細な自分をよく理解する
- 背伸びせずに自分に合った企業を探す
- 面接に必要な心構えを覚える
HSPが就活のつらさを解消する方法
- 不安を感じたら即行動
- 嫌だったことを振り返らない
- 劣等感を感じたら相手を観察してみる
- 刺激から身を守る術を身につける
- やり直しができることを覚えておく
- つらい気持ちを聞いてもらう
HSPの就活にとって大切なのは、ありのままの自分にまっすぐ向き合うこと。
つらいことは多いですが、就職活動を自分と向き合う時間として捉えてみてはいかがでしょうか。
就活がうまくいかなくても人生のやり直しはできます。
少しだけ肩の力を抜いて、自分らしくやっていきましょう。
みなさんの就職活動がうまくいくように応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。