電話応対がどうしても苦手・・・。
HSPで電話応対が苦手に感じる方はとても多いです。
HSPがもっとも苦手な仕事は電話応対だといっても過言ではないのかも。
そこで今回は、HSPが電話を苦手に感じる理由と克服方法をご紹介します。
みみこ
- HSS型HSP×HSPの繊細カップル
- アラサーの事務系OL
- 会社の電話が嫌いで呼び出し音を聞くと鳥肌がたつ
- 境遇を活かして、HSPについて考察した内容を発信中
私自身も、電話にたくさん苦労してきました。
会社の電話の呼び出し音や保留音を聞くと、鳥肌が立ってしまうくらい・・・。
ですが、今回ご紹介するちょっとした工夫でだいぶ心がラクになりました。
電話をストレスに感じないように、うまく付き合っていく方法を一緒に探していきましょう!
電話のストレスから解放されましょう!
HSPが電話を苦手に感じる理由
まず、HSPが電話を苦手に感じる理由を確認してみましょう。
焦ってしまうから
わざわざ電話をかけてくるってことは、急ぎの大事な要件なはず
責任感の強いHSPは、大事な連絡だと思うだけで電話をとるのに緊張してしまいます。
それに、相手が何の用事で電話をかけているのかわからないという怖さもあります。
「もしややこしい案件だったらどうしよう」
「お叱りの電話だったらどうしよう」
といろいろな不安が押し寄せてしまいます。
また、会社によっては若手が電話を取るという風潮があるところもあります。
そんななか周りからの「早く電話をとれよ」という圧を感じて慌ててしまうという方もいるようです。
呼び出し音に驚いてしまう
そもそも突然鳴る電話の呼び出し音が苦手。
「電話かかってこないでほしいな・・・」と思っている矢先の呼び出し音に思わずビクッとしてしまうことも。
私自身もあまり呼び出し音が得意ではありません。
なので、普段は自分のスマホもサイレントモード。
会社の電話はそれができないのが辛いです。
相手の声色を気にしてしまう
HSPは観察力に長けており、電話の相手の声色から感情を読み取ってしまいます。
「なんだかイライラしていそうだな」
「焦っているみたい」
と相手の感情が気になってしまい、話が頭に入ってこないことがあります。
そんな風に知らなくていいことも気になってしまうために、電話が苦手に感じる人も多いでしょう。
なんとなく相手の気持ちがわかってしまうんですよね。今、ムッとしたなとか…
聞き取れない
電話口で相手の言っていることが聞き取りにくいとき、申し訳なくて聞き返せないことがあります。
また、勇気を出して聞き返したのに聞き取ることができなかったり、相手がイラっとしたような言い方をしてきて傷ついてしまうことも。
HSPなら誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。
話が整理できない
HSPは、常に周りの刺激をキャッチしてしまいます。
そのため、周囲に刺激が多いときは注意が分散して集中できないことも。
電話応対もまさにそう。
自分の周囲の音が気になってしまったり、電話相手の機嫌が気になったりと話に集中できないことがあります。
集中できていないため、一度電話口で言われた話が整理できなかったり忘れてしまうことがあるのです。
周りに自分の電話応対が聞かれているのが嫌
いろいろなことが気になってしまうHSP。
自分の電話応対を周りの人が聞いているというのも緊張の原因になります。
「敬語の使い方が間違っているんじゃないか」
「どんくさいって思われてそう」
と周囲の目を気にしてしまいます。
そうやって周りを気にするあまりに内容が入ってこなかったり、慌ててしまう悪循環になることも。
HSPが苦手な電話を克服する方法
では、HSPが苦手な電話を克服するためにはどうしたら良いのでしょうか。
応対方法一覧表を作っておく
電話が苦手に感じる一番の原因は、やはり慌ててしまうことだと思います。
そこでおすすめなのが、それぞれのパターンの対処法をまとめた応対方法一覧表を作っておき、すぐに確認できるようにしておくこと。
私は下記のような電話が嫌いでした。
なので、それぞれのパターンのときにどう対処したら良いのかを紙にまとめて、机の上に出しておくことにしました。
そうすることで、急に電話がきてもすぐに対応を確認することができます。
例えば、間違い電話であれば電話機の転送方法を確認できるようにしておいたり、よくかかってくる間違い先の番号を記録しておく。
取引先からの電話であれば「担当者がいる場合」「不在の場合」と分けてセリフを用意しておき、そのまま読み上げるだけにしておくなど。
それだけでも、かなり心がラクに感じました。
ついつい慌ててしまい精神的な余裕がなくなってしまう方には、応対方法一覧表はぜひおすすめです。
メモとボールペンを常に用意しておく
当たり前のことですが、電話応対の際にメモとボールペンは必須です。
急な電話応対でメモが用意できないなんてことがないように、常に机の上にメモとボールペンは用意しておきましょう。
また、電話応対用のメモを作っておくのもおすすめ。
いつ、誰が、誰に、要件のそれぞれの項目を作ったメモを用意しておくことで、電話を取りながらでも簡単にメモを取ることができます。
項目は決まっているので、あとから見てもわかりやすいです。
市販でもかわいい電話応対用メモ用品が販売されています。
下記のハンコはそのまま伝言メモにも使えるようになっています。
気持ちがアガるようなかわいい文房具で、嫌な電話を乗り切るのもおすすめです。
「お調べして掛けなおします」と言って一度切る
電話を取ると、つい相手のペースにつられてしまいがち。
すぐに応対しなきゃと慌ててしまいますが、電話はいつも突然なのでこちらの準備ができていないことも多いです。
すぐに応対ができない場合には、「お調べして掛けなおします」と言って、相手の氏名と連絡先、要件を確認したあと一度切りましょう。
一度切ってからの方が落ち着いて確認できますし、間違いも起きにくいです。
電話が苦手に感じる人の中には、必ずその電話で解決させなければならないと思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。
いくら仕事ができたり、電話応対が得意な人でもすぐに解決することは難しいもの。
突然の電話がきても、必ずその電話で解決させなければいけないわけではないと覚えておきましょう。
自分だったらどうか考えてみる
自分の電話応対、失礼って思われたんじゃないか
HSPは、自分の応対が周りにどう思われたのか気になってしまうことがあります。
ですが、一度考えて見ていただきたいのです。
あなたは同じように他人の電話応対を失礼だとか、どんくさいと思ったことがありますか?
仮にあったとしても、それをいつまでも覚えているということはないのではないでしょうか。
自分のことと思うと気になってしまいますが、案外他人のことは気になっていないことに気が付きませんか?
周りもきっと同じで、あなたの電話応対を気にしている人はいないはず。
そう考えると少し気がラクになります。
長年勤めている人でも、いつもベストな応対ができている人ばかりではありません。
みんな完璧に電話応対をしているわけではないのだと、少し気楽に考えてみましょう。
HSPが電話を苦手に感じる理由と克服方法 まとめ
電話が苦手だと感じるHSPさんに向けて、HSPが電話の苦手を克服する方法をご紹介してまいりました。
HSPが電話の苦手を克服する方法は、
でした。
頑張り屋さんのHSPは、つい完璧を求めようとしてしまいます。
ですが、周りも完璧じゃないようにあなたも完璧でなくても良いのです。
自分にできることを一生懸命に取り組んでいれば、それだけで立派なことです。
電話応対は、社会人だとなかなか逃げられないもの。
本記事によって、皆さんの電話への苦手意識が少しでも楽になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。