私の強みって何なんだろう?
HSPの自分に長所なんてない気がする…
生まれ持った繊細な気質のせいで、生きづらさを感じやすいHSP。
そんなHSPが自分の強みを見つけることは、なかなか難しいのではないでしょうか。
そこで、自分の強みを見つけたいHSPにおすすめなのがストレングスファインダー。
今回、HSPの就活生や転職希望者にオススメの自己分析ツール ストレングスファインダーについてご紹介します。
- 就活生や転職希望者
- 自分の強みを知りたい
- HSPの自分には強みがないと感じている
- ストレングスファインダーが気になっている
繊細カップルの私たちもストレングスファインダーのウェブテストを受けるまでは、自分の強みがわかっていませんでした。
周囲を気にしてばかりの自分に強みなんてあるの?
と、正直疑問でした。
ですが、診断結果を見て、自分にはこんな強みがあったのか!ととても驚きました。
また、強みを知ることで自分を客観視できるようになったようにも思います。
これから就職活動や転職活動を控えているHSPさん。
または、自分と向き合いたいと感じているHSPさん。
ストレングスファインダーで、本当の自分を見つめ直してはいかがでしょうか。
ストレングスファインダーとは
ストレングスファインダー
アメリカのギャラップ社が開発した自己分析のウェブテスト
ストレングスファインダーは、「強みの心理学の父」と言われているギャラップ社のクリフトン博士によって開発されたウェブテストのこと。
クリフトン博士は自身の研究で、人間には共通する34の資質があることを発見しました。
その34の資質とは、以下の通り。
アレンジ、運命思考、回復志向、学習欲、活発性 、 共感性 、 競争性 、 規律性 、 原点思考 、 公平性 、 個別化 、 コミュニケーション 、 最上志向 、 自我 、 自己確信 、 社交性 、 収集心 、 指令性 、 慎重さ 、 信念 、 親密性 、 成長促進 、 責任感 、 戦略性 、 達成欲 、 着想 、 調和性 、 適応性 、 内省 、 分析思考 、 包含 、 ポジティブ 、 未来志向 、 目標志向
これらの資質のうちどれが自分の強みに当てはまるかを診断してくれるテストが、ストレングスファインダーというわけです。
そんなストレングスファインダーが開発されたのは1998年。
20年以上たった今でも世界中の人がストレングスファインダーの診断を受けており、数百万人が受けたと言われています。
最近では企業が社員にストレングスファインダーを受けさせ、マネジメントの参考にすることもあるんだとか。
世界中の数百万人って規模が大きい!
HSPにストレングスファインダーをおすすめする理由
HSPとは、刺激に敏感で繊細な気質を持った人のこと。
HSP(Highly Sensitive Person)
「繊細な気質を持った人」や「敏感な人」のこと
特徴としては、
- 物事を深く考えたり、深く味わう
- 刺激に対して敏感
- 共感力が高く、人の気持ちを察する
- 変化に気が付きやすい
などが挙げられます。
自分がHSPかもしれないと感じる方は、まずはアーロン博士が提唱するHSP診断をしてみることをおすすめします。
そんなHSPにストレングスファインダーをおすすめしたい理由は、3つあります。
自分の強みを見つけるのが苦手だから
冒頭でもお話したように、HSPは自分の強みを見つけるのが苦手。
普段の生活では生きづらさを感じることはあっても、自分の長所を感じることができない人が大半です。
ですが、それはいたって当然のこと。
なぜなら、強みとは意識しなくてもできてしまうことだからです。
無意識にできることだからこそ、当の本人は気が付かない。
ストレングスファインダーは、そんな自分で気が付けない強みを判定してくれるのです。
なるほど!強みがわからないのは、無意識にできてしまうことだからか!
自己理解へ繋がるから
HSPの中には、自分の性格をよく理解できないと感じる方もいます。
特に私のようなHSS型HSPの方は、外向的な部分と繊細な部分の二面性があり、本当の自分が何なのかわからなくなってしまうことも。
自分で自分がわからなくなってしまったとき、とても不安を感じてしまうのではないでしょうか。
そんな方にこそ、ストレングスファインダーがおすすめです。
ストレングスファインダーで自分が持つ資質を知ることで、見失ってしまった本当の自分を見つけることができるでしょう。
きっと診断結果を見て、
「そうだ!私はこういう人だったんだ!」
と感じられるはずです。
私はストレングスファインダーを受けて本当の自分を知ることで、自信に繋がったように思うよ!
生きづらさを解消できる可能性があるから
HSPが生きづらさを解消するには、自分に合った選択をすることが大切です。
恋愛であっても仕事選びであっても、自分に合った選択をするためにも自己理解は重要。
そこで、ストレングスファインダーを活用することができます。
ストレングスファインダーで自分が持っている資質のトップ5を知ることで、自分の思考や行動パターンを分析することができます。
「自分にはこんな資質があるからこういう仕事に就こう」
「自分にはこんな資質があるから、こういうタイプの恋人を探そう」
と、自己理解を通じて自分自身が生きやすい選択ができるようになります。
自分に合った選択ができるようになれば、これまでより心がラクになるはずです。
ストレングスファインダーの活用方法
HSPにこそおすすめなストレングスファインダーですが、診断結果を活用できなければ受ける意味がありません。
そこで、ここからは私の診断結果をもとにストレングスファインダーの活用方法をご紹介していきます。
ちなみに、私の診断結果は下記のとおりでした。
- コミュニケーション
自分の考えを言葉で表現する - 個別化
一人一人の個性を尊重する - 共感性
他人の気持ちを察することができる - 運命思考
あらゆる人や物事が繋がっているという思考 - 社交性
知らない人と出会い、自分を好きになってもらう
自分の人格を確認する
まずはストレングスファインダーの診断結果から、自分の性格について確認してみましょう。
ストレングスファインダーでは自分とって高い資質トップ5がわかりますが、それぞれの資質が独立しているわけではありません。
5つの資質の掛け合わせで、人格が形成されていると言われています。
すなわち、私の場合
コミュニケーション×個別化×共感性×運命思考×社交性
で、人格が形成されているということになります。
そこから考えられる行動パターンとしては、
- 一人一人に対して相手に合ったアプローチができる(コミュニケーション×個別化)
- 言葉で人を喜ばせることが好き(コミュニケーション×社交性)
- 相手の気持ちを察してコミュニケーションが図れる(コミュニケーション×共感性)
- 自分が他人にしたことは巡り巡って返ってくるという考えのもと、相手の立場になった行動がとれる(運命思考×共感性)
などが挙げられます。
まさにみみこって感じだね!
ほんとだ!一つ一つの資質を見ても納得いかないこともあったけど、掛け合わせの行動パターンを考えると納得できることばかりだ!
このようにストレングスファインダーの診断結果は、自分自身を深く理解するのに役立ちます。
自分がわからなくなってしまった方にとって、本当の自分を取り戻すきっかけになるはずです。
自分の強み・弱みを知る
ストレングスファインダーの診断結果によって、自分の強みと弱みを知ることができます。
例えば、私の1位だった「コミュニケーション」で強みと弱みを見てみましょう。
コミュニケーションの強み
- 自分の考えを人に伝えることが得意
- 言葉で人を動かすことができる
- 物事を印象的に伝えることができる
コミュニケーションの弱み
- 自分の話をしてばかりで他人の話を聞かない
- 沈黙ができない
ひーん。私の弱み、その通りすぎる…
まあまあ落ち込まずに!(僕もすごく当たってるとは思うけど)。強みの方はブロガーとして嬉しいことが書かれているね!
ちなみに、本の中ではそれぞれの資質の弱みは紹介されていません。
自分の資質について検索してみていただくか、それぞれの資質についての記事が書かれているHeArt lab Japanのブログで確認してみてください。
ストレングスファインダーの結果が自分の得意を裏付けるものとなったり、短所と向き合うきっかけになります。
1位の資質だけでなくトップ5すべての資質について、強みと弱みを確認してみましょう!
資質を活用する
最後に、ストレングスファインダーでわかった自分の資質を活用しましょう。
ストレングスファインダーの結果の活用方法には、
- 就活・転職活動での仕事選びの参考にする
- 自分の生きづらさと向き合う
などが挙げられます。
ストレングスファインダーの本の中で、クリフトン博士率いるギャロップ社は下記のように考えていると書かれています。
短所ではなく長所をのばすことにエネルギーを注いだ方が、人は何倍もの成長を手にすることができるのだ。
トム・ラス 古屋博子 『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』
私たちはついつい自分の短所にばかり目がいきがち。
ですが、本当に大切なのはいかに自分の長所を伸ばすかというところなんですね。
これから就活や転職活動を控える方は、診断結果をもとに自分の強みを活かす選択をしてみてはいかがでしょうか。
また、HSPにとっては自分の生きづらさと向き合うことにも活用できます。
例えば、私の資質は「コミュニケーション×社交性×個別化」というように人と話すのが得意な資質を持っています。
ですが、そこに「共感性」が掛け合わされることで、
きっと私なんかに話しかけられて迷惑だろうな…
と、人に話しかけることに委縮してしまいます。
そして、本当は人と話したいのに話せないジレンマに悩みます。
なのであれば、私はこのような場面で「共感性」を一度封じ込む必要があります。
それか「共感性」を活かして、本当に相手にとって必要なときに声をかけるようにするのも良いでしょう。
このように人間関係などでうまくいかないと感じていることは、自分の資質と関係があるかもしれません。
ストレングスファインダーの結果には、自分の生きづらさを解消するためのヒントが隠されているかもしれませんよ。
自分の資質と生きづらさを感じる場面を比べてながら、考えてみてくださいね。
このような考え方も HeArt lab Japanのブログ が参考になります。
ぜひご覧になってみてください。
ストレングスファインダーの受け方
ストレングスファインダーの受け方には、
- 書籍
- ギャロップの公式サイト
- スマホのアプリ
の3つがあります。
私自身は書籍からテストを受けました。
書籍の場合はサイトにアクセスし、巻末の綴じ込みの中にある「アクセスコード」を入力することで診断を受けられます。
34すべての資質のランキングを調べることもできますが、トップ5までの診断であれば書籍から受けるのが最も安くおすすめです。
- 書籍:1,980円
- サイト:2,340円
- アプリ:2,340円
\『新版 ストレングス・ファインダー2.0』購入はこちらから/
ストレングスファインダーで自分の強みを見つけよう!まとめ
就活生や転職希望者はもちろんのこと、自分の強みが知りたいHSPにおすすめのストレングスファインダーについてご紹介してまいりました。
HSPにストレングスファインダーをおすすめする理由
- 自分の強みを見つけるのが苦手だから
- 自己理解へ繋がるから
- 生きづらさを解消できる可能性があるから
ストレングスファインダーの活用方法としては、
- 自分の人格を確認する
- 長所・短所を知る
- 資質を活用する
をご紹介しました。
ストレングスファインダーで自分の強みと弱みを知ることで、私たちは自分の人生をより良い方向に向かせることができます。
普段から仕事にやりがいを感じられず、ストレングスファインダーでも自分の長所と仕事が結びついていないと感じた方は、転職を考えてみてもよいかも。
「本当の自分と向き合いたい!」
「自分の強みを活かして頑張りたい!」
そんな方はぜひストレングスファインダーを受けてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。