はぁ・・・なんだか疲れた。一人になれる時間がないとしんどい・・・。
家族や恋人に気を遣わせずに一人になれる方法ってないかな?
大人数で過ごしたり、気を遣う相手と過ごしたとき。
ドッと疲れを感じて「一人になりたい」と感じることはありませんか?
様々な刺激をキャッチし、常に脳がフル稼働状態のHSPが「一人になりたい」と感じるのは当然のこと。
ですが、家族や恋人と一緒に暮らしている場合、HSPが一人の時間を確保するのが難しいこともあります。
そこで今回は、私たち同棲中の繊細カップルがHSPが一人の時間を確保する方法をご紹介します。
みみこ
- HSS型HSP
- HSPの彼と繊細さん同士で同棲しています
- 境遇を活かして、HSPについて考察した内容を発信中
- アラサーの事務系OL
私はHSPの彼と繊細さん同士で同棲していますが、私たちにも一人になりたいときはあります。
一緒に暮らし始めた頃は、
こういったことで衝突することもありました。
ですが、これからご紹介する4つのことを意識するようにしてからは、お互いの気持ちを尊重できるようになりました。
他人に気を遣ってしまいがちなHSPだからこそ、一人になりたいと思っても我慢してしまうことが多いと思います。
本記事を参考に、家族や恋人の気分を損ねずに一人の時間を確保できるようになってほしいです。
最初はお互い「自分が我慢したらいいんだ」って思っていたんだ。でも我慢しているつもりがイライラしてしまって、相手に当たってしまうことがあったんだよね・・・。
同棲は結婚生活の予行練習。「自分が我慢すればいい」ではなく、どうしたらお互いの一人の時間をうまく確保できるか考える必要があるよ!
HSPとは
HSPとは、
HSP(Highly Sensitive Person)
「繊細な気質を持った人」や「敏感な人」のこと
例えば、
自分がHSPかもしれないと感じている方は、まずはアーロン博士が提唱するHSP診断をしてみることをおすすめします。
さらに詳しくHSPについて知りたい方は、【HSPとは?】”DOES”から見るHSPの4つの特性をご覧ください。
HSPが一人になりたい理由
どうしてHSPには一人の時間が必要なのか。
それはズバリ、 周囲の刺激に疲れてしまう から。
HSPは無意識のうちに光、音、周囲の機嫌など様々な刺激をキャッチしてしまいます。
そして、それらの一つ一つの刺激に対して深く考える傾向にあります。
そのため、処理する情報が多すぎてキャパオーバーしてしまうのです。
しかも、HSPが刺激に感じるのはマイナスなものだけではありません。
楽しいイベントや恋人、家族と過ごす楽しい時間さえも刺激になってしまいます。
HSPが一人になりたいのは、とにかく周囲の刺激から身体を休めたいからなのです。
特にHSPが一人になりたいと感じるのは、
などが挙げられます。
張りつめた緊張感から解放されたときや、集中したいときに一人になりたいと感じます。
HSPは一人になりたいけど孤独はツライ
HSPが「一人になりたい」と感じることについて話してきました。
ここで勘違いしてほしくないのが、
HSPには一人の時間が必要なのであって、常に一人でいたいわけではない
ということです。
確かに、HSPの中には人が苦手な方もいらっしゃいます。
ですが、それはあくまで自分を傷つけるような人が苦手なだけであって、本当の自分を理解してくれる人を求めています。
決して孤独になりたいわけではないのです。
自分が信頼できる人とは繋がっていたい。
でも、常に一緒にいるのは苦しくて一人になりたいときがある。
「HSPは一人が好き」というよりも「HSPには一人の時間が必要」というのが正しそうです。
本当に孤独になりたいのなら他人の目を気にしたり、気を遣うなんてことはしないはずだもんね。
HSPが一人の時間を確保する方法
一人の時間が必要だけど孤独になりたいわけではない。
そんなHSPが周囲に気を遣わせずに一人の時間を確保するには、どうしたら良いのでしょうか。
HSP同棲カップルの私たちが実践していることをご紹介します。
一人の時間が必要なことを伝えておく
まず大切なのが、一人の時間が必要であると家族や恋人に伝えておくこと。
いきなり一人で部屋に閉じこもってしまったり、どこかに出かけてしまうと「なにかあったんじゃないか」と周囲が不安に感じるのは当然です。
事前に
これらを伝えておくようにしましょう!
事前に伝えておくことで、家族や恋人もあなたの一人の時間をそっとしておいてくれるはず。
あなた自身も、周囲を気にして一人の時間を楽しめないということもなくなります。
私も初めて彼に「一人になりたい」と言われたとき、私のせい?もしかしてお別れになっちゃうの?って不安になってしまったことがあったよ。
お互いに一人になりたいときがあるんだってことがわかってからは、積極的に一人の時間の確保に協力できるようになったよね!
毎日少しでも一人の時間をつくる
HSPは疲れを感じるときや、ゆっくり物事を考えたいときに一人になりたいと感じます。
ですが、そう感じる前に日々のルーティンとして一人の時間をつくっておくこともおすすめ。
先に一人の時間を作っておくことで、感情的になることを予防し精神的に落ち着くことができます。
私たちの場合は、
毎日それぞれ10分~20分程度は別の部屋で過ごし、一人の時間を取っています。
いくら仲良しなカップル、家族であっても程よい距離感が大切ですね。
一人になれるスペースを確保しておく
いつでも一人の時間をつくれるように、一人になれる場所を確保しておきましょう。
同棲中、もしくは同棲する場合…2部屋以上の間取りの物件に住む
一人になれるスペースがない場合…散歩、図書館、車、カフェ
これから同棲を開始する予定の方は、それぞれの部屋が用意できるような物件を探してみてください。
とはいえ、家賃を安く抑えたいという場合は1LDKでも問題ありません。
僕たちも1LDKですが一人の時間を取れていますよ!
既にワンルームで同棲を開始していたり、家族と一緒に住んでいて一人になれる場所がないという方は散歩や図書館へ出向くのもおすすめ
HSPにとって「一人になれない」と感じることもストレスとなります。
一人になれる部屋がないにしても、一人になるための手段や場所はいくらでもあることを覚えておきましょう。
普段のコミュニケーションを絶やさない
これまで3つHSPが一人の時間を確保する方法をご紹介してきましたが、最も大切なのが普段からコミュニケーションを絶やさないこと。
普段のコミュニケーションがないまま一人になろうとすると、
いくら事前に一人になりたいときがあると伝えてあったとしても、そんな風に家族や恋人が心配になるのも無理はありません。
家族や恋人があなたのことを愛しているからこそ、心配になってしまうのです。
もちろん、あなた自身も誤解をされては困るはず。
お互いのために普段からしっかりコミュニケーションを取り、余計な心配をさせないようにしてあげましょう。
HSPが一人の時間を堪能する方法
では、HSPが一人の時間を堪能するにはどうしたら良いのでしょうか。
周囲に気を遣わなくてよい環境を整える
まずやってほしいのが、周囲に気を遣わなくてよい環境をつくること。
HSPはせっかく一人の時間を手に入れても、他人のことが気になって集中できないことがあります。
そんな風に考えていては気持ちが安らげません。
先ほどもお話したように、周囲に一人の時間が必要であることを伝えておくことで、気兼ねなく一人の時間を楽しめるようにしておきましょう。
ひたすら何も考えない
HSPは刺激に対して敏感で、脳が常にフル稼働の状態。
ひどく疲れを感じている場合は、ひたすら何も考えないことに努めて頭をゆっくり休ませてあげましょう。
なにも考えないってどうしたらいいの?!
普段から考えごとばかりしているHSPの中には、そのように感じる人もいるはず。
そんな方には、目的のないことをするのがおすすめ!
例えば、
漫画や動画はよく時間の無駄とされているものですが、頭を休めるにはピッタリ。
特にお笑いや癒し、自然にはその一瞬だけ楽しめて後を引くものがないのでおすすめです。
漫画や動画の中でも考えさせられるような作品は、頭を使うので気を付けてくださいね。
・・・・・・・・。(お休み中)
ゆっくり休んでね。
自分の欲に従う
せっかくの一人の時間。自分の欲に従って過ごしませんか?
自分のことを後回しにして他人を優先してしまいがちなHSP。
だからこそ、一人の時間には自分だけのために過ごしてほしいです。
読みたかった本を読みふけったり、音楽を聴き続けたり。
一人の時間の過ごし方で疲れてしまうこともあるかもしれませんが、自分が好きなことをして感じた疲れは普段のものとは違うはず。
また次から頑張っていく活力となるでしょう。
不要な刺激は取り除く
HSPが一人の時間を楽しむ上で工夫してほしいのが、不要な刺激を取り除くこと。
自分がしたいことと一緒に不要な刺激は取り除くように工夫してみてください。
例えば、
音楽を聴く → 部屋を暗くする
本を読む → 騒音がしないように換気扇のスイッチを切る
動画を見る → イヤホンをつける
いくらでも工夫できるはず!
他の刺激が気になって集中できないなんてことがないようにしましょう。
【一人になりたいHSP】一人の時間を確保する方法:まとめ
私たち繊細カップルの経験から、HSPが一人の時間を確保する方法を4つご紹介して参りました。
HSPが一人の時間を確保する方法は、
でした。
一貫して言えるのは、家族や恋人との信頼関係をしっかりと維持すること。
一人になりたいのになれないという悩みを持っている方ほど、家族や恋人との関係性に目を向けられていないものです。
あなたを大切に思っている人であれば、あなたの気持ちはちゃんと伝わるはず。
一人の時間が欲しいからこそ、思いやりをもって一緒に暮らす人との関係性を強固なものにしましょう。
みなさんが気持ちよく一人の時間を過ごせることを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!