突然ですが、私は常に身体のどこかに痛みを感じています。
頭が痛かったり、足が痛かったり、喉が痛かったり。
どこにも不調を感じずにいられる日の方が少ないです。
みなさんの中にも、そんな人がいるのではないでしょうか?
今日はHSPが体調不良になりやすい現象について、お話したいと思います。
お子さんが常にどこかが痛いと言ってきて困っているという親御さんにも、参考になるかと思います!
痛みに気づいてしまうメカニズム
どうしてHSPは体調不良を感じやすいのでしょうか。
それは些細なことに気が付きやすいという特徴があるからです。
周囲の人の機嫌であったり、その場の空気であったり、さまざまのものをHSPは察知します。
それも意図的に気付こうとしているのではなく、無意識的に気づいてしまうのです。
HSPの気づいてしまうことは外部だけではなく、自分の内側に対しても起こります。
自分の感情や考えはもちろんのこと、体調の変化にもすぐに気が付いてしまうのです。
HSPの中には頭痛持ちの人も多いと聞きますが、それにも関係があるように思います。
他の人よりも自分の内側で起こるものに気が付きやすい。
そのために、他の人が気が付かないような少しの痛みにも気づいてしまいやすいのです。
私が特に悩むのは、頭痛と肩こり。
頭痛に関してはだんだんと予兆にも気が付くようになり、そうなると何をしていても不安になってしまいます。
相手と話していても、会話の内容が上の空になってしまうことも。
仮病ではない
常に身体のどこかが痛かったり体調不良を感じてしまう現象について、本当に辛いのは仮病を疑われてしまうこと。
身体の痛みを訴えることでやりたくないことから逃げていると勘違いされてしまうこともあります。
私は小さいとき、母に「あなたはいつもどこかが痛いのね」と言われていました。
ですが、ただ痛みを相談しているだけでそんなつもりはありませんでした。
とにかく自分の身体の不調が気になって、他のことに集中できなくなってしまうのです。
結局、私は仮病を疑われることが嫌になり、だんだんと痛みを周りに訴えることがしにくくなりました。
痛みを我慢を続けることで、症状も悪化していくような気がしました。
同じような経験をされたことのあるHSPもいらっしゃるのではないでしょうか。
痛みに気づいてしまう対策
では、どうしたら自分の身体の痛みに気づかなくなるのでしょう。
それは正直わかりません。
というより、痛みに気づかなくなることなんてできません。
なぜなら、HSPが何かを気にしなくすること自体が難しいからです。
気づいてしまうことはHSPが生まれ持った特徴であり、それを封じ込めようとしてもできないのです。
その代わり、気づいた痛みに対し対処法を用意しておくことはできます。
頭痛に関しては薬を飲んだり、患部を冷やしたり。
肩こりが気になるならストレッチをしたり、身体を温めたり。
痛みに気づかないようにすることは難しいので、気づいてしまったらどうするかを考えておきましょう。
周りの人にお願いしたいこと
私のような常に痛みを訴えている人が周りにいる方へ、お願いしたいことがあります。
それは、否定をしないこと。
毎日どこかしらが痛いと言っていることに理解ができないかもしれません。
私たちのことを甘えだとイライラしてしまう気持ちもわかります。
ですが、私たちは嘘をついているのではなく、本当に痛みや不快感を感じ、辛い思いをしています。
それに対して、仮病だとか気のせいだと言われるととても傷ついてしまうのです。
自分の辛さをわかってもらえないんだと感じてしまいます。
最初から痛みを気にしないようにできていたら、こんなに悩んでいないのです。
私は現在、パートナーが痛みについて話を聞いてくれています。
彼は私の痛みを否定したことがありません。
どうしたら症状を和らげることができるのか、いつも一緒に考えてくれます。
足が痛いと相談したときはマッサージをしてくれたり、お腹が痛い時は身体を温められるものを用意してくれたり。
それが私はいつも嬉しくて、心から感謝しています。
私のパートナーのように、痛みを一緒になんとかしてほしいとは言いません。
ですが、どうか痛いという訴えを否定しないでほしいと思います。
身体の不調を訴えられるのもあなたに心を開くことができている証拠です。
あなたにだったらわかってもらえると思って、話しているのだと思います。
どうか心に寄り添っていただけたら嬉しいなと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
常に身体の痛みに気づいてしまう現象について、なにか参考になりましたでしょうか。
かつて私自身も常に身体の不調が気になってしまうことについて、自分のことを甘えていると感じていました。
みんな痛みに我慢して生きているのに、私だけはどうしても我慢できないと。
ですが、周囲を見ているとどうも痛みに悩んでいるように見えない。
そして、HSPの自分の内側で起きていることにも気づいてしまうという特徴を知ったときに、そういうことか!と思いました。
自分の身体の痛みに気づいてしまうことは、甘えではありません。
自分の不調に気が付くことは、自己管理の上で素晴らしい能力です。
どうか自分を責めたりせずに、ケアをしてあげてくださいね。
HSPについては、これからも私の考え方や経験を発信をしていく予定です。
よかったらこれからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。