繊細な気質を持つHSPの中には、仕事がつらいと感じている人も多くいるのではないでしょうか。
実は私がお付き合いしている彼もそんなHSPの一人。
長い間悩んできた彼でしたが、最近とうとう転職を考え始めました。
そこで、これから彼の経験からHSPの転職体験記をご紹介していこうと思います。
栄えある第1回目は、HSPが働きやすい労働環境について。
彼が今の仕事を辞めたいと感じた経緯から、HSPが働きやすい労働環境について考えてみようと思います。
彼の転職活動は始まったばかり。リアルタイムで私たちの悩みや葛藤、進捗状況を公開できたらと思っています。
HSPの仕事がつらい理由
まず、彼が今の会社を転職したいと思った理由をご紹介します。
業務内容がやりたいことではない
もともと彼はプログラマー志望で就職活動をしていました。
ですが、人と話すのが得意ではない彼は面接がうまくいかず、唯一内定が出たのが今の会社でした。
プログラマーになれると喜んでいたのもつかの間、蓋をあけてみたらテスターとしての採用だったのです。
テスターとは、その名の通り最終工程でプログラムのテストをする人。プログラマーとは違うのです・・・。
毎日ひたすらテスト作業。
プログラマーになりたかった彼にとって、ひたすらテストをし続けるのは苦痛だったようです。
これからキャリアを積めばプログラマーになれるというわけでもないようで、絶望してしまったのでした。
プレッシャーのかかる仕事
最終工程でテストを行っているので、もし自分がバグを見逃してしまえば大きな問題となります。
その上、納期もギリギリなものが多いため、早さと正確さが求められます。
そんな状況がプレッシャーとなり、ストレスを感じてしまうようです。
上司と相性が悪く機嫌を伺うのに疲れた
今の職場を辞めたい理由は、業務内容だけではありません。
彼の上司は自分の機嫌を態度に出すタイプの人で、いつも気を遣ってしまうのだとか。
口には出さないものの圧力が強く、話した後はいつも心がモヤモヤしてしまうのだそうです。
内向的な人に当たりが強い風土
上司の他にも社内の人間関係にも疑問を持っています。
特に嫌だなと思うのが、内向的な人に対して当たりが強いこと。
大人しくてあまりうまく周囲と会話できない彼に対して当たりが強いこともあれば、同じような後輩に対しても周囲がきつい態度を取っていることが辛いのだそう。
同じ内容を提案しても内向的な人が発言すれば目の敵に遭い、そうではない人が言えば認められるような雰囲気があるのだそうです。
HSPが働きやすい環境
彼の仕事の悩みから、HSPが働きやすいと感じる労働環境について考えてみたいと思います。
自分が大切にしていることと社風がマッチしている
彼の場合、やりたいことと業務内容が合っていないということでしたが、会社でやりたいことができている人も少ないと思います。
そこで、やりたいことというよりも、自分が大切にしていることと社風がマッチしていることが大切なのではないかと思いました。
彼は人から感謝されることにやりがいを感じます。
それなのに、人から感謝されるどころか納期とミスができないプレッシャーに押しつぶされそうになっています。
HSPにとっては、やりたいことを追求するよりも自分が大切にしてきた考え方ややりがいを求めて仕事を選ぶ必要があるのではないでしょうか。
ストレスのかからない環境
HSPは他人の気持ちを察知したり、観察力に優れています。
危機察知能力も高く、決して仕事ができないわけではありません。
ですが、自分が活躍できるフィールドでないと力を発揮することができないという欠点があります。
HSPが思う存分力を発揮するためには、ストレスのかからないような労働環境は必須です。
業務内容はもちろんのこと、残業時間や出勤数などがHSPの体質に合った環境を選びましょう。
自分の思う”安定”が得られる環境
HSPは心配性であることもよく知られています。
そこで自分の思う”安定”が得られる環境を選びましょう。
人によって”安定”の基準や定義は異なります。
公務員として働くことを安定と考える人がいれば、自分の腕にスキルを身に着けて働くのが安定と考える人もいます。
どちらが正しいのかは、本人次第。
人が思う安定ではなく、本当の自分が思う安定を追求した選択をしましょう。
多様性に理解のある職場
HSPに理解のある職場と言いたいところですが、正直言ってそんな職場はないと思います。
ですが、多様性に理解のある職場は存在します。
国籍や人種に捉われず、パパもママも障害のある方も様々な境遇の人が働いているような職場は、HSPに対しても理解を持ってくれるはずです。
それぞれ個人を尊重してくれるような職場は、HSPにとって働きやすい環境と言えるでしょう。
お互いをサポートし合うような雰囲気
彼がそうだったように、HSPは自分さえよければいいという考えではありません。
周囲の人が嫌な思いをしているのを目の当たりにすると、辛い気持ちになってしまいます。
HSPには社員一人一人が競争をさせられるような社風ではなく、お互いをサポートし合うような環境が合っています。
他人のミスを指摘して責めるのではなく、みんなで協力してカバーし合うような風潮の会社を探してみてください。
HSPが転職を決意したら
転職を決意したHSPにまずおすすめしたいのが、リクナビNEXT。
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まとめ
彼が今の会社を辞めたいと思った理由から、HSPが働きやすい環境についてご紹介しました。
先ほどもご紹介したように、HSPには様々な才能があります。
ですが、それを発揮するには自身の置かれている環境がとても大切なのです。
HSPが転職をきっかけに仕事がうまくいき始めるという話も聞いたことがあります。
同じような業務をしていても、環境によって成果の上がり方が異なってくるのです。
転職活動というと、どうしてもやりたいことの追求や年収をあげることに注目してしまいがち。
HSPにとって、労働環境がいかに大切なものであるか再確認いただければと思います。
HSP彼氏の転職活動については、今後も進捗状況を発信していきます。
同じような境遇の方、すでに転職をされた方はぜひアドバイスやご意見をいただけますと嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。