みなさんは映画が好きですか?
大きなスクリーンでド迫力の映像を楽しめるのは映画館ならではですよね。
ですが、繊細な気質を持つHSPには、映画が苦手だという方も多いようです。
そこで今回は、HSPが疲れずに映画を楽しめる方法をご紹介します。
実は私も元々映画があまり得意ではありませんでした。
ですが、様々な工夫をして楽しめるようになりましたよ!
私が最近見た映画『花束みたいな恋をした』のレビューはこちらの記事から!
HSPが映画が見れない理由
まず、HSPが映画を苦手だと感じる理由を確認してみましょう。
感情移入しすぎて疲れる
HSPは作品に圧倒されたり、周囲の機嫌を察知したりと感受性が豊かです。
そのせいで映画を観ていると感情移入しすぎてしまうことがあります。
主人公のドキドキハラハラを過敏に感じてしまうので、映画を観た後にどっと疲れてしまうのではないでしょうか。
この理由から、私は洋画が苦手です。見慣れない風景や雰囲気、字幕、違和感のある吹き替えがストレスになってしまうみたいで、最後まで見ていられません。
あとは、ショッキングなシーンが出てきたらどうしようと心配になることがあります。
最近もシン・エヴァンゲリオンを観に行ったのですが、怖いシーンが出てこないかずっとハラハラしてしまいました。(私的には大丈夫なラインでした)
大きな音や光に反応してしまう
HSPは感覚が鋭く、大きな音や光といった刺激に弱い人もいます。
そういう方には映画を楽しむことが難しいかもしれません。
刺激の問題は、HSPさんが映画を観て疲れを感じてしまう理由の1つだと思います。
一緒に見ている人の反応を気にしてしまう
これはもしかしたら私だけかもしれないのですが、一緒に見ている人の反応を気にしてしまいます。
笑えるシーンで無理やり周りに合わせてリアクションを取ろうとしてしまうことも。
また、一緒に来た友達の反応も気になってしまいます。
特に自分が誘った映画だったりすると、「この作品どう思っているのかな?」と不安になります。
すぐに席を立てないストレス
すぐに席を立てないことや、周囲とコミュニケーションが取れなくなることもストレスになると思います。
具合が悪くなっても静かな映画館で一緒にきた人にうまく状況が説明しにくかったり、他のお客さんの邪魔になることを気にしてなかなか席を立てないのではないでしょうか。
私は以前映画館で隣に座った人の体臭がつらく、それを我慢して熱を出してしまったことがありました。
HSPが映画を楽しむ方法
そんなHSPが映画を楽しむにはどうしたら良いのでしょうか。
事前に作品の情報を調べておく
感受性が豊かなHSPには、事前に観に行く作品について調べておくことをおすすめします。
HSPに限らず、大画面でショッキングな映像を見ると気分が悪くなってしまう人も多いと思います。
ネタバレしない程度に暴力的なシーンやグロテスクな表現がないか、確認しておきましょう。
また、物語に入り込みすぎてしまうところがあるので、自分のトラウマに触れるような内容にも気を付けた方が良いかと思います。
私は動物が死んでしまう映画を観て泣きすぎて動けなくなってしまったことがあります。
自分にとってどんな作品が辛くなったしまうのかも、よく考えてみましょう!
時間にゆとりをもつ
HSPが映画を楽しむためには、時間にゆとりをもつことも大切です。
HSPにとって時間にゆとりをもつ必要がある理由は、下記の通り。
- 心配事があると集中できないから
- 気持ちを落ち着かせるのに時間がかかるから
HSPは心配事があると、そればかり気になってしまうことがあります。
従って、トイレに行きたくなる心配があると作品の内容が頭に入ってこなくなる可能性があります。
そんな風にならないように時間にゆとりをもってトイレを済ませておきましょう。
また、慌てて劇場に行くと慌てた気持ちから落ち着くのに時間がかかってしまい、集中できないこともあります。
ゆとりをもって落ち着いた気持ちで作品を楽しむと良いと思います。
ドリンクやポップコーンを用意しておく
HSPの中には映画の世界に入り込みすぎてしまう人もいます。
そんな人におすすめしたいのが、ポップコーンやドリンクで自分を覚ますこと。
自分で作品の中に入り込みすぎてるなと思ったら、食べたり飲んだりして今の自分のいる世界を確認しましょう。
一度視線をずらして自分の膝を見たりするのもおすすめです。
ちなみに、ドリンクを飲みすぎるとトイレが不安になりますので要注意ですよ。
通路側の座席を取る
HSPは映画を観る際に通路側の席を取った方が良いです。
HSPにとって、何かあったも席が立てないというのは不安材料になります。
通路側の座席でいつでも退席できる状況ということで、安心して映画を楽しむことができるでしょう。
HSPでも映画に不安を感じない方もいますので、HSPと映画を見に行く際には座席はどのあたりが良いか確認してあげると良いかと思います。
気を遣わない人と行く
HSPが映画に行く際は、気を遣わない人と行くのが良さそうです。
気を遣うような間柄だと上のような通路側の座席が良いことを言い出せなかったり、放映中に体調が悪くなっても言い出しにくかったりする可能性があります。
デートの定番といえば映画ですが、まだ互いをあまり知らない場合はHSPにはあまりおすすめできないかもしれません。
映画を見に行く前後に予定を詰めない
これまでご紹介してきたような工夫をしても、HSPは映画を観るとある程度疲れてしまうと思います。
臨場感溢れる演出、ドキドキ感や感動はポジティブな刺激ですが、それでも疲れてしまうのがHSP。
頭痛が起きたり体調が悪くなることもあるので、映画を観る前後にはあまり予定を詰め込まない方が良いでしょう。
非HSPからすると「座っているだけじゃん」と思うかもしれません。
ですが、HSPにとって映画は体力を使うものということを覚えておいてもらいたいです。
まとめ
いかがでしたか?
冒頭でもお話ししましたが、私は体調を悪くした経験から映画に良いイメージがありませんでした。
ですが、これらを工夫することで楽しめるようになりましたよ!
これまでの私のように映画に不安を持っている方にも、ぜひ映画を楽しんで欲しいです。
心許せる方と気になる映画に足を運んでみてはいかがでしょうか。
HSPについては、これからも私の考え方や経験を発信をしていく予定です。
よかったらこれからもよろしくお願いします。