女性のもとに月に一度やってくる生理。
不快感やPMSに悩んでいる女性も多くいらっしゃると思います。
その中でもHSPは特に生理前の症状が重い傾向にあると思います。
そこで、HSPが辛い生理前の不調を乗り切る方法をご紹介します。
実は、私自身もものすごく生理前の症状がひどいです。
PMSとうまく付き合っていけるように一緒に頑張りましょう!
PMS(月経前症候群)とは
PMS(月経前症候群)は“Premenstrual Syndrome”という英語の略称。月経(生理)の3〜10日位前から起こるキモチやカラダの不調で、月経(生理)が来ると症状が弱まり、やがて消えていくものです。
『知ろう、治そう、PMS』https://pms-navi.jp/about/
PMS(月経前症候群)とは、その名の通り生理前に起こる身体や精神の不調のこと。
よくある症状としては腹痛や頭痛、胸の張り、むくみなど。
また、精神的な不調としてはイライラしたり、情緒不安定になったりという症状があります。
PMSの原因
PMSはどうして起こるのでしょうか。
それは生理前の3~10日前にプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されるから。
このプロゲステロンという女性ホルモンが様々な現象を誘発するのだそうです。
このような症状は、その人の体質や体調によって現れます。
そのため、人によっても月によっても症状が違うということが起きるのだそうです。
下記のサイトではさらに詳しくPMSについて勉強することができます。
PMSに悩んでいる方は、一度読んでみると良いと思います。
私も今回初めて知った知識ばかりでした。PMSと上手に付き合う第一歩として、正しい知識を学ぶことは必要だと思います。
HSPの生理が重い理由
調べたところ、HSPはPMSが重いという発表はされていないようでした。
ですが、私を含めHSPで重いPMSに悩んでいる方は多くいらっしゃるように感じています。
そこで、私が考えるHSPのPMSが重い理由をご紹介します。
私は医者ではありませんので、医学的な根拠はありません。あくまで私なりにPMSの原因とHSPの関連を考えたものになることをご了承ください。
刺激に敏感なため
HSPには刺激に敏感であるという特徴があります。
刺激に敏感というと外部からの刺激を想像してしまいがちですが、自分の内側で起こるものに対しても過敏に反応してしまいます。
したがって、頭痛や腹痛など生理前の不調に対して敏感になってしまいやすいのです。
痛みの感じ方もHSPではない人に比べて大きいのではないかと思われます。
PMSになりやすいタイプの人が多いから
PMSには個人差があり、生理前症状に悩みやすい人には特徴があると言われています。
命の母ホワイトのホームページでは、下記のような人がPMSになりやすいタイプと紹介されていました。
この多くがHSPの特徴と一致していると思いませんか?
真面目で頑張り屋さんな人ほどPMSに悩みやすいので注意しましょう。
ストレスを抱えていることが多いから
ストレスを抱えていてもPMSは悪化しやすいようです。
HSPの中には普段から自分の繊細な気質に悩んでいたり、他人との付き合い方に悩んでストレスを感じている方も多いかと思います。
そういった方はPMSに悩みやすいと言えます。
普段以上に傷つきやすくなるから
普段から他人の態度や言葉に傷つきやすいHSP。
そこにPMSが重なると普段以上に情緒が不安定になりやすいのではないかと感じます。
私自身も生理前になると感情の起伏がいつも以上に大きくなります。
ちょっとしたことで怒りが抑えられなくなったり、なんでも悲観的に捉えて生きているのが辛くなってしまうことがあります。
彼に対して八つ当たりをして、そんな自分が嫌で落ち込んでしまうというのは毎月お決まり。いつも怒らずに相手をしてくれて感謝しています。
HSPの生理の乗り越え方
では、HSPはどのようにPMSを乗り越えたら良いのでしょうか。
私が心がけていることをご紹介します。
とにかく休む
頭痛や腹痛など身体の痛みがひどいときには、家事や仕事もそこそこにしてとにかく休みましょう。
横になっているだけでもだいぶ楽に感じられると思います。
いつも他人を優先して頑張りすぎてしまう分、生理で辛い時くらい自分のことを第一優先にしてあげてもいいと思います。
無理をすると症状が悪化するので要注意です。
とはいえ、私もいつも守れているわけではありません。頭痛を我慢して作業を続けたせいで吐いてしまったことが何度もあります。私も気をつけなきゃ!
余計な刺激をキャッチしないように調整する
生理前はいつも以上に傷つきやすく、些細な事に感情を動かされやすいです。
仕事では難しいかもしれませんが、業務が終わってからは余計な刺激をキャッチしてしまわないように工夫すると良いでしょう。
具体的には、SNSをあまり見ないようにしたり、考えさせられるようなドキュメント番組やドラマは見ないようにするなど。
自分の感情に影響を与えそうなものをとことん遮断しておくといいと思います。
どうしても何か見たい場合には、何も考えずに楽しめるバラエティ番組や動物の癒し動画なんかがおすすめです。
また、家族や恋人と暮らしている場合には、PMSに悩んでいることを相談しておきましょう。
PMSがひどいときにはそっとしておいてもらえるように伝えておくことで、喧嘩を避けることができます。
「自分に気を遣ってほしいと言っているみたいで言いにくい」という気持ちもわかりますが、これはお互いのためです。
PMSを乗り切るには周りの協力も必要です。
リラックスできるものを楽しむ
感覚が過敏になってしまう時期だからこそ、リラックスできるものを楽しむこともおすすめです。
お風呂にゆっくり浸かったり、ヨガで身体をほぐしたり。
自分が落ち着いた気持ちになれるものを楽しんでいると、モヤモヤしていた気持ちも晴れてくるのではないかと思います。
下記の【頑張り屋さんな繊細さんへ】HSPが疲れた時に実践したいリラックス方法9選では、HSPにおすすめのリラックス方法をご紹介しています。
こちらもご参考ください。
上記の記事のなかにはPMSに適さないものもあります。例えば、コーヒーや紅茶の摂取。コーヒーや紅茶にはカフェインが多く含まれており、むくみや緊張感を高める可能性があるためPMSには適しません。
規則正しい生活を心がける
HSPに関わらず、PMSには規則正しい生活が効果的です。
栄養のあるものを食べて、軽く身体を動かし、しっかり眠るという、当たり前のことをまずはできるようにしましょう。
また、食事に関しては、ホルモンバランスを整える栄養素を摂取することもおすすめです。
情緒不安やイラつき対策・・・ビタミンB6やカルシウム、マグネシウム(かつお、海藻、ナッツ類)
女性ホルモンの乱れを整える・・・イソフラボン(大豆)
神経伝達物質の代謝を向上させる・・・ビタミンE(ブロッコリー、アーモンド)
こういった食品を意識的に摂取することでも症状を緩和できるかもしれません。
HSPが生理前の不調を乗り切る方法 まとめ
医学的な発表はされていませんが、やはり私は生理前の症状に悩んでいるHSPは多いのではないかと感じます。
私は結構PMSがひどい方だと思っているのですが、一番つらいのは精神的な不調。
いつもの自分じゃないくらい感情的になってしまったり、いつも以上に傷つきやすくて涙が止まらなくなってしまったり。
自分で自分がわからなくなってしまう感覚が気持ち悪いと感じたこともあります。
もしこの記事を読んでいる方の中に私と同じように悩んでいる方がいましたら、悩んでいるのは自分だけではないと安心してほしいです。
いつも他人を優先して頑張りすぎてしまうHSPだからこそ、生理前の辛い時には周りも頼りながら自分に優しくしてあげましょうね。
辛い生理とうまく付き合っていけるように一緒に頑張りましょう。
HSPについては、これからも私の考え方や経験を発信をしていく予定です。
よかったらこれからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。