はぁ…もう学校行きたくない…
HSPは、大人だけが抱える悩みではありません。
中学生や高校生、大学生にもHSPに悩んでいる方がいらっしゃいます。
学生にとって、学校は自分が所属する社会そのもの。
繊細な気質によって周囲とうまく付き合えない学生HSPの中には、学校がつらいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、HSPが学校をつらいと感じるときの対処法をご紹介します。
- 学校に行くのがつらいHSP
- 学校に行くのがつらいときの対処法が知りたい方
- HSPが学校をつらいと感じる理由が知りたい方
私自身も、学生時代に人間関係をうまく構築できないタイプの人間でした。
今でこそHSPという言葉がありますが、私が高校生のときには一般的ではありませんでした。
自分だけがちょっとおかしい。
他人から理解してもらえない。
私だけクラスで浮いている。
そんな気持ちがずっとしていて、学校に行くのがつらいと感じたこともありました。
それでも何とか大学まで卒業はできました。
私の経験から当時やってよかったことや、自分はどうすべきだったのかお話したいと思います。
あなたは一人じゃありませんよ。一緒に一歩踏み出しましょう。
HSPが学校をつらいと感じるとき
まず、HSPが学校をつらいと感じるのはどんなときかご紹介します。
あくまで私の例ですが、共感できるところもあるのではないかと思います。
HSPが学校をつらいと感じるとき
- クラスメイトや先生の態度に傷ついたとき
- クラスにいじめがあるとき
- 騒音に疲れてしまうとき
- クラスメイトの目を気にしてしまうとき
- 部活動の人間関係がうまくいかないとき
クラスメイトや先生の態度に傷ついたとき
他人の言葉や態度を気にしてしまいやすいHSP。
クラスメイトの態度や言葉に傷つくこともあります。
「なんでそんなこと言うの?ひどい!」と心の中で思っても、場の空気を乱すと思うと言い出せなくてずっとモヤモヤしてしまうことも。
ですが、こっちが怒らないからかだんだんヒートアップするから困ったものです・・・。
また、先生からのキツイ態度に傷ついた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特にHSS型HSPは繊細な一面に気づかれにくく、やたらと厳しく指導を受けることがあります。
私も地毛の髪色が明るかったことからやんちゃな生徒と勘違いされ、やたらと厳しく指導を受けていました。いつも「この人、私のこと勘違いしてるな」って思ってました。
クラスにいじめがあるとき
HSPは感受性が強く、他人の痛みを自分の痛みのように考えられます。
そんなHSPにとってつらいのがいじめ。
自分がいじめを受けるのはもちろんのこと、誰かがいじめられている状況も耐え難いです。
できるならばいじめを止めたい。
でもここで自分が動いたら、自分が次のターゲットにされる。
だからといって見て見ぬふりをするのがつらい。そんな風に感じてしまうのではないでしょうか。
また、いじめとまではいかなくても、度の過ぎたいじりをされている人もいます。
そんな人を見て、どうすることもできない自分にもどかしさを感じてしまうことがありませんか?
人の痛みがわかるHSPだからこそ、いじめがある空間は相当つらいと思います。
騒音に疲れてしまうとき
HSPの特徴に、刺激に敏感なことが挙げられます。
そのため、学校のような多くの人が集まる場所では刺激が多すぎて疲れてしまうことがあります。
中でも特に、騒音が気になるという人も多いのではないでしょうか。
休み時間のガヤガヤ感や盛り上がって騒ぐ人の声を苦痛に感じたり、授業中に無駄話をしている人の声が気になって集中できなかったり。
学校から帰るころにはどっと疲れて、ぐったりしてしまうなんてことも。
クラスメイトの目を気にしてしまうとき
HSPには過剰に周囲の目を気にしてしまうクセがあります。
学校という狭い社会であればなおさらそうで、クラスメイトから変な人だと思われないように頑張りすぎてしまいます。
クラスメイトと話していても、常に正解を選ばなきゃと必死。頑張りすぎた結果空回り。
おかしな発言をして場の空気を凍らせてしまい、ゾッとしたようなこともあるのでは?
自分が変わっているとわかっているからこそ、周りを気にして正解を探し続ける。
その結果、本当の自分を出せずに友達と呼べる人がいなくなってしまう。
HSPの多くが同じような悩みを持っています。
私も学生時代当たり障りのないことばかり言っていたら、自分だけ孤立してしまいました。私と仲良くしたいと思っている人いないんだって気が付いちゃって、つらかったな。
部活動の人間関係がうまくいかないとき
人生で初めて上下関係を学ぶ場所が、部活動ではないでしょうか。
健全な関係性であればよいのですが、部活によっては上級生が下級生に嫌がらせをしたり、下級生が先輩の態度に耐えるしかないというようなところも。
また、部活動では同級生同士のいざこざも発生しやすいです。
ただでさえきつい練習に耐えなければならないのに、人間関係もつらいとあればHSPの心はもちません。
部活動での人間関係の悪化がきっかけで、学校がつらいと感じるHSPも少なくないはず。
僕も部活動の人間関係がつらくて辞めたかったのに、顧問に辞めさせてもらえなかったのもきつかったな・・・。当時は「辞める=投げ出す」という風潮があったんだよね。
HSPが学校をつらいと感じるときの対処法
では、HSPが学校をつらいと感じるとき、どのような対処法があるのでしょうか。
HSPが学校をつらいと感じるときの対処法
- 自分が楽に感じることを追求してみる
- 熱中できるものに取り組む
- 本当の友達を見つける
- 大人の言うことは絶対ではないことを知る
- スクールカウンセラーを利用する
- 学校に行くのをやめる
自分が楽に感じることを追求してみる
まず、おすすめしたいのが自分が楽に感じることを追求すること。
HSPはついついクラスメイトの視線を気にしてしまいがちですが、本当はもっと自分がしたいように自由にしていいんです。
誰かと一緒にお弁当を食べるのが苦痛なら一人で食べてもいい。
休み時間の教室が苦手なら落ち着く場所で過ごしたっていい。
無理にクラスメイトと話を合わせて過ごす必要なんてないのです。
いきなり好きなようにしろ!と言われても困ってしまうかもしれません。
いつもの自分ならこうするけど、もしかしてこうする方が自分は楽かもしれない
そうやって、徐々に徐々に自分の気持ちが穏やかでいられる選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。
熱中できるものに取り組む
何か熱中できるものに取り組むのもおすすめ。
楽器でも絵でも部活動でも、読書、音楽、お笑い・・・なんだってかまいません。
自分が好きだと感じるものに熱心に取り組んでみてください。
そうすると、学校で過ごす時間がどうでも良く感じてきませんか?
昼間は学校で適当に過ごしておいて、帰ったら思う存分好きなことに熱中。
そんな青春も素晴らしいと思います。
それに、活躍しているアーティストや芸人さんの話を聞くと、学生時代には引っ込み思案だったり、人と話すのが苦手だったという人も多いです。
学校でうまくやれる人しか、社会で成功できないわけではありません。
もしかしたらあなたも、自分が熱中できるもので才能が開花するかもしれませんよ。
本当の友達を見つける
学校には様々な生徒がいます。
一見仲良くなれそうにない人ばかりでも、なかには自分と同じような感性をもった人がいるかもしれません。
学校がつらいと感じていても、一人でも本当の友達だと思える人を見つけられると心が休まります。
「この人なら自分をわかってくれる!」
そう思える友達を探してみてください。
私にもそんな友達がいます。当時その子にだけは本当の気持ちを話せたし、一生付き合っていける友達なんだろうなと感じています。
大人の言うことは絶対ではないことを知る
学生さんによく覚えておいてほしいのが、大人の言うことは絶対ではないということ。
学生さんは、学校の先生や親からいろいろな言葉をかけらていると思います。
その中には「あれ?」と疑問に感じることもあるのではないでしょうか。
そんな風に大人に対して疑問に思うことは、だいたい間違っていません。
世の中には素晴らしい大人もいますが、大半はそうではない。
大人だってわがままだし、自分のメンツを守ったり綺麗ごとを言ったりします。
「大人が言うことが100%正しくて、自分が間違っているんだ」と思い込まないでください。
HSPは良心的で言葉を正面から捉えてしまいがちですが、大人の説教もすべて真に受けなくていいです。
大人も間違ったことをするし、間違ったことも言う。先生や親だって。
それがわかるだけでもだいぶ強くなれますよ。
私は大人の言葉を真に受けて過ぎたって感じています。社会人になると世の中には立派な大人の方が少ないことがよくわかりますよ。
スクールカウンセラーを利用する
どうしても学校へ行くのがつらいと感じる方は、スクールカウンセラーに相談してみましょう。
HSPは、繊細な気質からうつを併発しやすいです。
眠れなかったり集中力がなくなってしまったり、食事が食べられないなどうつのような症状があれば早めに受診をおすすめします。
まずは担任の先生、担任の先生が難しい用であれば話しやすい先生にスクールカウンセラーの受診ができないか相談してみてください。
学校に行くのをやめる
いろいろやってみたけれど、やっぱり学校がつらい。
そんな方には最終手段として学校に行くのをやめることもできます。
中学校までは学校に行かなくても卒業することができるし、高校だって通信制高校に通い直したり高校卒業認定試験を受けることもできます。
とはいえ、一人で勉強するのはなかなか大変。
そこでおすすめなのがスタディサプリ。
学校をやめたHSPにおすすめする理由
- オンライン学習なので自分のペースで学習できる
- 月額1,980円(税抜)でお得
- 何度も授業講座が見直せる
- 合格特訓コースなら専属のコーチがつく
私はかつて学習塾の講師をしていましたが、学校には通わずに塾で勉強をしている学生さんもいらっしゃいました。
その子のように個別指導の授業を受けるという方法もありますが、それでも元々通っていた学校の生徒と遭遇する可能性があって嫌ですよね。
ですが、スタディサプリならおうちで授業を受けられるのでクラスメイトに遭遇する心配がありません。
それに、月額1,980円(税抜)で授業講座を何度も見られるのでかなりお得。
合格特訓コースを選択すれば、授業料は上がりますが専属コーチがつくのでいろいろな相談もしやすいです。
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気になる方はぜひ見てみてくださいね。
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このように、現在は様々な選択が可能です。
つらくてつらくて仕方がない場合、学校へ行かないという選択肢もあると覚えておきましょう。
ただし、やはり学校へ行かないとなると同世代の子たちとは少し違うルートを歩むことになります。
そこには、学校へ行くこととはまた違う苦労があります。
自分はどっちが合っているのか、親御さんとも真剣に話し合って決断しましょうね。
HSPが学校をつらいと感じるときの対処法 まとめ
HSPが学校をつらいと感じるときの対処法をご紹介して参りました。
HSPが学校をつらいと感じるときの対処法
- 自分が楽に感じることを追求してみる
- 熱中できるものに取り組む
- 本当の友達を見つける
- 大人の言うことは絶対ではないことを知る
- スクールカウンセラーを利用する
- 学校に行くのをやめる
まだ我慢して学校へ通うことができそうな方には、自分が楽に感じることの追求、熱中できるものに取り組むこと、本当の友達を見つけることをおすすめしました。
そして、もう限界が近い方には、スクールカウンセラーに相談したり、学校へ行かずに自分で勉強をする選択肢もあることをご紹介しました。
学生さんにとって、学校は自分が所属する社会そのもの。
学校でうまくやっていけない自分は、社会に出てもダメなんじゃないかと不安に感じることもあると思います。
私も当時そんな風に思っていました。
ですが、実際は環境が悪かっただけということも多いです。
たまたま自分が所属した学校、クラス、部活が自分に合っていなかった。
自分に合った環境に出会えたとき、水を得た魚のように居心地の良さを感じられるはずです。
だから悲観的になる必要はないし、今の環境に固執する必要もありません。
自分をよく見つめなおすことで、あなたは自分らしく生きられる環境や生き方を手に入れることができます。
つらい学校を頑張っているあなたを応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。