こんにちは、みみこです。
私は自分自身がHSPでありながらHSPの彼とお付き合いしている、いわゆる繊細カップルです。
二人で支え合いながら生活しています。
さて、HSPにとってお仕事は精神的な負担がとても大きいものではないでしょうか。
HSPで仕事がうまくいかないと悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
かつては私もそうでした。
ですが、今では自分なりの仕事の向き合い方ができるようになり、安定してお仕事を続けられています。
そこで今日は、HSPを自分自身のこととして内側から、そして彼のこととして外側からも見てきた私が、HSPがのびのびとお仕事に取り組む方法についてお話ししようと思います!
転職も手だと思うのですが、なかなかハードルが高いと思います。
ですので、まずは今の職場のままで自分が働きやすくなる方法をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
HSPが仕事でぶつかる壁
まず、HSPが仕事において苦痛に感じることはどのようなものがあるのか、確認してみましょう。
①一緒に働く人の言動を気にしてしまいやすい
②様々なことを一度にこなさなければならない
③仕事が遅いと言われてしまう
④電話対応が苦手
⑤刺激が多い
⑥頑張りすぎてしまう
一緒に働く人の言動を気にしてしまいやすい
HSPが働きにくいと感じることの一番の原因が、これではないでしょうか。
仕事で関わる人のちょっとした言い方に傷ついてしまったり、機嫌が悪そうな人が近くにいて自分のせいかもしれないと不安に思ってしまったり。
周囲の人の反応が気になって、神経がすり減っていくような感覚に陥りやすいです。
私もかつて職場の人に怒鳴られてしまい、しばらく会社に行くのが怖くなってしまったことがありました。
そんなとき、周囲の人たちは「あの人のことは、気にしなくていいよ」と言ってくれました。
その気持ちは嬉しかったのですが、「気にしない」ができていれば困っていないのにと思いました。
様々なことを一度にこなさなければならない
仕事では多岐にわたる業務が同時進行しており、時に様々な仕事を一度にこなさなければならないことがあります。
そんなとき、HSPはとてもストレスを感じてしまいます。
あれもして、これもして、そのあとあれもやらないといけなくて・・・と頭がパンクしやすいのではないでしょうか。
1つ業務をこなしていてもその他にやらなければならない業務が気になってしまったり、ミスに気が付いてしまったり、1つのことに集中できないこともあると思います。
仕事が遅いと言われてしまう
HSPは、非常に細かいところまで気を配ってお仕事ができる方が多いです。
ですが、それによって仕事が遅いと言われてしまうこともあるようです。
本来8割の出来でよいところを自分の納得いくまでやってしまい、締め切りギリギリになってしまうことも。
また、私の場合は業務の問題点や改善点に気が付きすぎてしまうあまりに、「心配しすぎ」だとか「いちいち業務のやり方に口出ししてめんどくさい」と言われ、傷ついたこともありました。
電話対応が苦手
電話対応に苦手意識を感じるHSPも多いのではないでしょうか。
いきなりかかってくる電話。
そして、予想ができない電話相手と要件にすばやく対応しなければならない。
ストレスを感じても仕方がないと思います。
特に新人の頃には先輩が電話を取る前に取らなければならないというルールがあるところもあり、苦痛に感じていた方も多いはず。
会社の電話の呼び出し音を聞くだけで鳥肌がたってしまうという方も、聞いたことがあります。
刺激が多い
会社には刺激が多すぎます。
誰かが注意されている声、会議室から漏れてくる声、隣の人の貧乏ゆすり、近くの席の人の臭い、設定のおかしい空調、電話の音、上司の機嫌の悪さ、周囲の視線など。
様々な刺激に囲まれて、業務に集中できるはずがありません。
刺激が気になりすぎて体調が悪くなってしまうこともあります。
頑張りすぎてしまう
責任感の強いHSPさんは、ついつい頑張りすぎてしまうことも多いはず。
他の人がそこまでしないということをやってしまったり、本来自分がすべきでない仕事までこなしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そして、気が付いた頃には自分がボロボロに。
私の場合はベースに「自分は人よりもできない」という考え方があり、人並みになるにはみんなの倍以上頑張らないと!とやりすぎてしまうことがありました。
また、自分で休憩時間を取りにくいという話も聞いたことがあります。
休憩時間を取っているとさぼっていると思われるんじゃないかという気持ちから、思うように休憩が取れずに疲れ切ってしまうのだそう。
HSPが仕事にのびのび取り組むには
HSPが仕事でぶつかる壁に共感できた方も多いのではないでしょうか。
では、これらにどう立ち向かえば良いのか見ていきましょう。
①何のために働いているのか再確認する
②自分の感覚をコントロールする
③理想を捨ててありのままの自分を受け入れる
④なんとかなるを知ろう
何のために働いているのか再確認する
あなたは何のために働いていますか?
仕事に夢中になると、ついそれを忘れてしまいがちだと思います。
仕事は目的ではなく、過程だったことを思い出すと向き合い方が変わってきます。
例えば、私は生活を続けるためのお金を稼ぐために仕事をしています。
あくまでお金を稼ぐために会社に行っているのですから、本来人間関係に悩むことないのです。
周りから良い人に思われようとする必要もないのです。
周りの人と仲良く人間関係を築くことができればそれに越したことはないのですが、そのために働いているわけではありません。
うまく付き合っていけないからってダメなわけではないのです。
そう思うと少し楽になりませんか?
自分が合わせられないのではなく、周りと自分が合わないだけ。
無理に合わせようとせずに、ただ仕事上の関係だと区切ってしまいましょう。
自分の目的と逸れているものに悩まなくても良いのです!
自分の感覚をコントロールする
自分の感覚をコントロールしましょう。
フロアの空気が悪いなと思えば、外の空気を吸いに行ったり。
好きなアロマオイルをハンカチにつけておき、ストレスを感じたら嗅ぐようにしたり。
機嫌が悪い人がそばにいたら、少し離れてみたり。
できる範囲で自分を刺激から守る行動をとってみましょう。
それだけでも心がだいぶ落ち着きます。
理想を捨ててありのままの自分を受け入れる
みんなと仲良く協調性をもって仕事ができる人。
忙しくても態度に出さずにスマートに仕事をこなしていく人。
私たちには様々な理想の社会人像があるかと思います。
理想の社会人像を持つことは、目標設定にはとても良いと思います。
ですが、HSPが働きやすくなるには、この理想の社会人像を捨てる必要があると思います。
理想をもっていると、その理想通りにいかないことに嫌気がさしてしまいます。
こんな自分でありたいのに、そういられないことにストレスを感じてしまうでしょう。
そこで、まずありのままの自分を受け入れる努力をしてみてはいかがでしょうか。
たとえ理想通りの対応ができなくても、自分を責めるのではなく「まあそういうときもあるよね」と寄り添ってあげてください。
いつも完璧である必要はないのです。
また、ありのままの自分を受け入れることで、真っ当な対応策が見つかると思います。
「こんなんじゃ自分はダメだ!もっと頑張らないと!」と思っていても、それではただの根性論になってしまうので同じミスや失敗は減りません。
そうではなく、「自分にはこういうところがある。だからこうしてみよう!」と自分の特性を受け入れた上で対応策を取る必要があります。
自分のありのままの姿を認めることから、始まるのです。
なんとかなるを知ろう
私たちが思っているよりも、世の中のことはなんとかなります。
細かいところに気づきすぎてしまうHSPにとっては、大雑把なくらいがちょうど良いのかもしれません。
責任感が強く、自分がなんとかしなくちゃと思ってしまいがちなHSPですが、あなただけが頑張らなきゃいけないわけではありません。
たまには見逃してしまうくらいで良いのです。
私たちが思っているほど周りも完璧な仕事をしていません。
私も周りもそれで良いのです。
1人で無理をして体力を消耗していては良くありません。
ずる賢くなりましょう!
まとめ
①何のために働いているのか再確認する
②自分の感覚をコントロールする
③理想を捨ててありのままの自分を受け入れる
④なんとかなるを知ろう
いかがでしたか。
働くHSPさんに意識して欲しい考え方をご紹介しました。
私たちが仕事がうまくいかないと感じるのは、完璧を追い求めてしまうからではないでしょうか。
何もかもうまくこなせる人なんていません。
みんな自分に都合が良いようにいい加減にしかやっていませんし、私たちが思っているより他人に関心がありません。
みんな自由に働いて、自由に生きています。
私たちもそれで良いのだと思います。
肩の力を抜いていきましょう!
HSPについては、これからも私の考え方や経験を発信をしていく予定です。
よかったらこれからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。