こんにちは、みみこです。
私は小さいときから自分は少し変わっていると感じていました。
最近になって、やっとそれは自分がHSP(Highly Sensitive Person:繊細な感性を持った人)だったからだと気が付きました。
初めてHSPだと気が付いたとき、どうやったらHSPを直すことができるのだろう?と思いました。
この考えすぎる性格、繊細過ぎる性格を早くどうにかしたいと感じ、その方法を調べまくっていました。
今日はそんなHSPを直したい、繊細な自分をなんとかしたいと思っている方に、ぜひ知っていただきたいHSPの長所についてお話します。
HSPを知ったきっかけ
私はずっと、この繊細すぎる性格は親のせいだと思っていました。
小さい頃いつも喧嘩していた両親。
気に入らないことがあるとキレる父親の、機嫌を取り続けた経験。
人の顔色ばかり窺ってしまうのは、こういったものの積み重ねの結果であると感じていたのです。
両親に対して大好きな気持ちと、どうして自分をこんな性格にしてしまったのだという恨み。
そういった相反する気持ちがぶつかり合って苦しくなって、どんどん自分が嫌いになっていく。
そんな時、たまたまテレビで見かけたHSPについての特集。
当時は今ほどHSPの概念は広がっていなく、こんな考え方が広まっています程度の内容だったのですが、それを見たとき「自分が長いこと悩んできたものの正体はこれだ!」と強く感じました。
それからHSPについて、たくさん調べました。
チェックリストをやってみてもやはりHSPの可能性が強いことがわかり、私以外にも同じ悩みを持った人がいたことにもとても安心しました。
こうして自分がHSPであることはわかったけれど、次に気になるのはどうしたら治るのかということ。
私はずっとこの考えすぎてしまう性格、いろいろなことを気にしすぎてしまう性格をなんとかしたいと思っていました。
もっと周囲を気にせずキラキラしたい!
自分に自信を持っていろいろな場所で活躍したい!
ですが、HSPを治す方法はいくら探しても見つかりませんでした。

どうして・・・。私は一生HSPに悩み続けるの・・・?
明確な答えを見つけることができず、絶望してしまったのでした。
『「繊細さん」の本」』との出会い
絶望の中、私はこの本との出会いました。
HSP専門カウンセラー武田友紀さんが書いた『「繊細さん」の本」』
本屋さんで話題の本として紹介されており、私の抱いていた悩み「HSPの治し方」について何か答えがあるのではないか、そう思って購入を決意しました。
読み進めていくと、まるで自分の解説をしているのかというくらい納得できる内容ばかり。
そして、私が求めていたHSPの直し方について、衝撃の事実を知ることとなるのです。
HSPとはなんなのか
繊細さんの本で知った衝撃の事実、それはHSPは病気ではなく生まれつき持った気質であり、治ることはないということ。
HSPは直らない。
私は他の人のように自由に生きていけない。
最初、とてもショックでした。
それにこの性格は親のせいだと思っていたのに、本当は生まれつきもったものだったということにも驚きました。
じゃあ、私はどうしたら良いのか。
『「繊細さん」の本」』を読んでわかったのは、繊細な性格を直すのではなく、ありのままの自分を受け入れて生きていくことが大切だということでした。
私がすべきことは、繊細な自分を嫌うことではなく、繊細な自分と向き合い受け入れていくことだったのです。
HSPの長所
HSPというと「繊細過ぎる」「周囲を気にしすぎる」というようなネガティブな言葉ばかりが浮かびます。
ですが、HSPには素晴らしい長所があるのです。
それは、繊細で周囲に敏感だからこそ感じられる美しさや人の優しさ、温かさに気が付く力。
HSPが悪い刺激に敏感であるように、自分にとって良い刺激に関しても敏感に受け取ることができるのです。
他の人が気が付かないことに気づいたり、自分のとって良いものをじっくり深く味わうことができるのはHSPだからこそ。
『「繊細さん」の本」』を読んで初めてこのことを知ったとき、私はとても嬉しい気持ちになりました。
私は人が大好きで、人から優しさを受け取ったときに心が満たされるような感覚になります。
また、おいしい料理を食べたとき、大好きな動物と触れ合ったとき、風の気持ちよさを感じたとき、家族が笑顔で過ごしているときに心が穏やかになっていくことを感じます。
辛い気持ちになったときは、いつもこの感覚に助けられて生きてきました。
私がずっと大嫌いだった繊細な性格は、私に喜びを与えてくれるために重要なものでもあったのです。
HSPに見える世界
私はHSPとそうではない人では、見えている世界が違うのではないかと感じます。
HSPだからこそ見える、自分にとって嫌いなものも好きなものも鮮明な世界。
HSPだからこそ感じる美しさ、心地よさ、温かさ。
これからも苦しい思いをたくさんするかもしれないけれど、そんな自分の感覚を大切に生きていきたい、繊細な感性を失ってはいけないと強く感じました。
そして、これ以来、私はHSPである自分のことを好きになれました。
また、自分自身だけでなくHSPの気質を持っている人が好きです。
物事を深く味わえる人は素敵だと感じるからです。
実はこのブログのタイトル「みみこの世界はまあるい」も、こういった由来からつけました。
HSPだからこそ見つけられる優しさや美しさを「まあるい」と表現し、みんなでそんな感覚を享受して生きていきたいという思いが込められています。
まとめ
・HSPは病気ではなく生まれつき持った気質だと知る
・繊細な性格を直すのではなく、ありのままの自分を受け入れて生きていく
・周囲に敏感だからこそ感じられる美しさや人の優しさ、温かさを受け取れる力を大切にする
いかがだったでしょうか。
私はこの繊細な性格が両親のせいではなかったことがわかり、両親への恨みもなくなりました。
むしろ、今では私に美しさを深く味わう力を持って生んでくれた両親に感謝しています。
HSPは短所ではなく長所なんだということを伝えたく、この記事を書きました。
かつての私のようにHSPを治したいと思って躍起している方、一度HSPの自分だからこそ感じられるものに目を向けてみてはいかがでしょうか。
HSPについてはこれからも私の体験や考えを発信していきます。
これからもよかったらよろしくお願いします。
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