私が勉強できないのってHSPと関係あったりするのかな?
勉強できないHSPはどうしたらいい?
HSPの中には、勉強ができないと悩む方もいるようです。
そこで元塾講師でHSPの私が、HSPが勉強できないと感じる理由をご紹介します。
私は自身もHSPでありながら、過去に4年間塾講師と家庭教師として働いていました。
そんな私がHSPにぴったりの勉強への取り組み方もご紹介しますので、最後までぜひご覧ください。
- 自分がHSPではないかと感じている学生さん
- 資格取得に不安を感じている方
- HSPで勉強がうまくいかないと悩んでいる方
- HSPが勉強と関係あるのか知りたい方
- HSPにぴったりの勉強への取り組み方が知りたい方
HSPが勉強できないのを克服するには、まず勉強できないと感じてしまう理由を知ることが大切。
勉強できないと感じる理由を知ることで、自分に合った取り組み方を見つけましょう。
しっかり自分に合ったやり方で取り組めば、勉強できないとは感じないはず!一緒に見てみましょう!
HSPは勉強ができる
まず、HSPは勉強ができないのかお話させていただきたいです。
HSPの中には勉強ができないと感じている方もいらっしゃいますが、実際はそんなことはありません。
むしろ勉強はHSPと相性が良いと言えます。
HSPが勉強に向いている点
- コツコツと継続した努力ができる
- 理解力がある
- やるべきことがわかる
- 完璧主義
HSPはコツコツと継続した努力をすることが得意。
毎日2時間勉強するだとか、日々勉強の時間を取ることも苦痛に感じないのではないでしょうか。
それに、一を知って十を知るような理解力を持っています。
講義や参考書で学んだ知識をすぐに理解し、自分のものにできるでしょう。
また、危機察知能力が高いので、自分に今どのような力が足りなくて何をしたら良いのかがわかります。
「苦手な分野が試験に出たらどうしよう」→「苦手な分野を徹底的に勉強するぞ」など。
完璧主義でもあるので、常に100点を目指して勉強に取り組むのではないでしょうか。
このようにHSPには勉強に向いている面が多くあります。
それにも関わらず、HSPが勉強できないと感じてしまう理由は何なのでしょうか。
HSPが勉強できないと感じる理由
勉強と相性が良いはずのHSP。
にも関わらず、HSPが勉強できないと感じてしまう理由を確認してみましょう。
HSPが勉強できないと感じる理由
- 周囲が気になって勉強に集中できない
- 納得できない
- わからないところが放置されたままになりがち
- 不安に押しつぶされやすい
- プレッシャーに弱い
周囲が気になって勉強に集中できない
まず、学習環境について。
HSPは刺激に対して敏感であり、周囲の刺激が気になって勉強に集中できないことがあります。
例えば、授業中にクラスメイトが話している声が気になったり、通勤の電車内で勉強しようとしても集中できなかったり。
こういったことから、自分のことを集中力がなくて勉強できない人だと思っている人もいるのではないでしょうか。
ですが、実際には学習環境が合っていないだけで勉強ができないわけではありません。
HSPにとって学習環境はとても重要な要素だといえます。
納得できない
HSPが勉強できない理由の1つに、納得できていないことが挙げられます。
HSPは自分がこれだと決めたものには、全力で取り組むことができます。
その一方で、自分の中で納得ができなかったり、迷いがあると力を注ぐことができなくなってしまいます。
HSPが勉強で納得できない例は、以下の通り。
HSPが納得できない例
- 何のために勉強するのか
- 今のやり方が合っているのか
- どうしてそうなるのか
学生さんにありがちなのが、どうして勉強が必要なのか理解できずに努力できないということ。
人から言われて勉強するのではなく、自分自身が勉強をしないといけないと感じるまでは全力を出すことができないと考えられます。
また、今の勉強方法が合っているのか、やっていて意味があるのか不安に感じているときも頑張ることができません。
勉強しないといけないという焦りはあるのに、「これでいいのか?」という迷いで集中できないという最もストレスがかかる状態。
勉強はすぐに成果が伴うものではないので、成果が出てくるまでの間にやり方に迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そして、どうしてそうなるのか納得できずに先に進めないということもあります。
HSPには物事を深く考えるところがあります。
そのため、参考書に書かれている内容に疑問を持ってしまい、納得できずに先に進めないこともあります。
深く考えるからこそモヤモヤが募ってしまい、「そういうことにしておく」ということができないのです。
わからないところが放置されたままになりがち
先ほどご紹介したように、HSPは納得できないことには全力が出せません。
そのため、自分の中で疑問に思うことを解消することが大切になります。
ですが、他人に気を遣ってしまいがちなHSPは、なかなか先生や講師にわからないところを質問しにいけません。
そうして疑問点を解消できないまま、わからないところを放置してしまうのです。
結果わからないところが溜まりすぎて、「もう勉強できない!」となってしまうのではないでしょうか。
不安に押しつぶされやすい
HSPには不安症な方も多いです。
「もしこの資格が取れなかったらどうしよう」
「大学にどこも受からなかったらどうしよう」
そういった不安な気持ちに押しつぶされてしまい、勉強が捗らないこともあるでしょう。
不安な気持ちを原動力にできる人もいますが、全員がそういうタイプではありません。
不安な気持ちをどうやってコントロールしていくかも大事なポイントとなりそうです。
私も大学受験の際に「国立に受からなかったら家が破産する」と言われて精神的に追い詰められながら勉強していました・・・。
プレッシャーに弱い
資格試験や受験にはプレッシャーに耐える力も必要となります。
ですが、不安症であることと同様にHSPにはプレッシャーに弱い人も多いです。
HSPが勉強でプレッシャーに感じること
- 制限時間内に問題を解き切らないといけないこと
- 1発の試験で全力を出し切らないといけないこと
試験時間内に問題を解き切るのは、精神力が必要なこと。
それに、一度の試験で自分の将来が決まるとなるとプレッシャーを感じるのは当然ことです。
こういったプレッシャーに耐えられずに、「わたしなんてだめだ」と感じてしまうこともあります。
HSPが勉強できないときの対処法
では、HSPが勉強できないと感じるときにはどうしたら良いのでしょうか。
私から5つの対処法を提案します。
HSPが勉強できないときの対処法
- 制限時間内に問題を解刺激のない場所で勉強する
- わからないところを気兼ねなく聞ける環境を見つける
- 目標設定をする
- 不安な気持ちとの向き合い方を知る
- プレッシャーに慣れる練習をしておく
刺激のない場所で勉強する
周囲の刺激が気になって勉強に集中できないHSPにおすすめしたいのが、自分にとって刺激のない場所で勉強をすること。
大切なのは、”自分にとって”ということ。
静かな環境の方が集中できる人もいれば、静けさが気になってある程度の雑音があるほうが良いと感じる人もいます。
また、自分の部屋の方が集中できる人もいれば、リビングの方が自分の好きなものが目につかなくて良いと感じる人も。
勉強以外に集中が向いてしまわないように、自分に合った場所で勉強するようにしましょう。
私はやはり静かな環境の方が集中できるタイプ。自分の部屋で無音で勉強していました。
わからないところを気兼ねなく聞ける環境を見つける
わからないところを気軽に質問できるかどうかも、HSPが勉強を成功させるポイント。
資格の勉強の場合には、SNSを利用して周囲に質問してみるのも手です。
また、学生さんの場合は学校の先生に質問するのが一番。
ですが、周りの目が気になってしまったり、先生が話しにくい人だったりで質問にいけない気持ちもよくわかります。
そんなときは学習塾や家庭教師を利用すると良いでしょう。
特に私がHSPにおすすめなのが、スタディサプリです。
スタディサプリおすすめポイント
- 月額1,980円(税抜)と安い
- おうちのパソコン・タブレットで授業を受けられる
- 講義動画見放題
- 合格特訓コースなら担当コーチがつく
月謝が安いので経済的ですし、おうちで受けられるので他人を気にする必要もありません。
塾の授業は何度も見られませんが、スタディサプリなら講義動画が見放題なのもありがたいですね。
また、合格特訓コースであれば、映像授業だけでなく担当コーチや科目コーチがついてくれるのでわからないところを気軽に相談することができます。
今なら2週間無料の体験もやっているそうです。
塾を検討中の方、ぜひ一度お試しください。
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目標設定をする
HSPにとって、勉強の目的を確認しておくことが大切です。
大学受験のためなのか、定期テストのためなのか。それとも自己啓発のためなのか。
明確な目標を持っておくことで、自信を持って勉強に励むことができます。
ただなんとなくやらないといけないから勉強するでは、絶対に捗りません。
自分の中で明確な勉強をする理由を見つけてから取り組みましょう。
不安な気持ちとの向き合い方を知る
不安症なHSPが、当日の試験や将来を不安に感じないようにすることは難しいです。
ですので、不安な気持ちとの向き合い方を覚えましょう。
私が大学受験が不安で不安で辛かったときは、以下のようなことを考えるようにしました。
不安な気持ちとの向き合い方
- 今できることをする
- 自分の道を正解にするしかない
- 息抜きをする
まずは、不安な気持ちに対してはいま自分ができることをするしかありません。
私も学生時代には不安な気持ちを落ち着かせるためにも、勉強を頑張り続けていました。
不安な気持ちが爆発しそうなときこそ、今できることに集中してみてください。
また、どんなに努力をしても当日のコンディションや問題との相性が合わず、思ったような結果にならないこともあります。
そんなときは、自分が進むことになった道を正解にしていくように考えましょう。
そう思うと「この大学に行けなかったらどうしよう…」という気持ちにはならないはず。
なるようになる!と考えることも大切です。
そして、一番大切なのが息抜き。
不安を感じながら勉強を続けていると、かなりストレスがかかります。
1日勉強しないで友達と過ごす日を作ったり、自分がまた頑張る原動力になるようなイベントを計画するのもおすすめです。
同じ境遇の友達と悩みを共有するのも、心がラクになりますよ。
プレッシャーに慣れる練習をしておく
当日の試験のことを考えるとプレッシャーを感じてしまうことは仕方がありません。
当日になって、パニックになることがないように普段からプレッシャーに慣れる練習をしておきましょう。
私が実践していたものは下記の通り。
プレッシャーになれる練習
- 模試を受ける
- 時間を計って問題を解く
- 試験と同じ環境で勉強する
まずおすすめできるのが、模試を受けること。
模試は当日の試験と同様の雰囲気を味わうことができ、プレッシャーに慣れる練習に最適です。
模試ばかり受けるのはよくありませんが、定期的に模試を活用して当日の試験の雰囲気に慣れましょう。
また、自分で問題を解く際に時間を計るのもおすすめ。
時間を気にしながら問題を解くと、思っていた以上に集中するのが難しいです。
当日の試験では問題に割く時間配分も大切。
普段から時間を気にしながら問題を解く癖をつけておきましょう。
最後に試験と同じ環境で勉強すること。
試験中って他の人の鉛筆の音や貧乏ゆすり、独特な雰囲気を感じたことがありませんか?
刺激に弱いHSPはそういったものに圧倒される可能性があります。
試験で独特の雰囲気に飲み込まれることがないように、図書館や自習室など他人がいる環境で集中する練習をしてみても良いでしょう。
HSPが勉強できないと感じる理由と対処法:まとめ
HSPが勉強できないと感じる理由と対処法をお伝えして参りました。
冒頭でもご紹介したように、本当はHSPが勉強できないはずありません。
それにもかかわらず、勉強できないと感じてしまうのにはHSP気質が故の5つの理由がありました。
- 周囲が気になって勉強に集中できない
- 納得できない
- わからないところが放置されたままになりがち
- 不安に押しつぶされやすい
- プレッシャーに弱い
これらさえ解消されればHSPは本来の力を発揮することができるはず。
具体的な対処法としては、
- 刺激のない場所で勉強する
- わからないところを気兼ねなく聞ける環境を見つける
- 目標設定をする
- 不安な気持ちとの向き合い方を知る
- プレッシャーに慣れる練習をしておく
を提案しました。
HSPが勉強を続けていく上で重要なのが環境整備とメンタルの維持です。
辛い気持ちになってしまうことがないように、自分を応援してあげましょうね。
皆さんの受験勉強、資格勉強がうまくいくことを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!