友達が少なくて寂しい…。
友達がいないという悩みを抱えているHSPは、実は多いのではないでしょうか。
私自身も友達が少ないことを気にしていた時期がありました。
- 一人の時間は欲しいけれど、いつも一人でいたいわけではない。
- 本当に友達だと思える人が周囲にいない。
- 友達が欲しいけど、友達の作り方がわからない。
そんな風に悩んでいたけれど、今では自分にとって心地よい環境を手に入れて、友達が少ない悩みから解放されました。
私たちHSPカップルの経験談からHSPが友達を作るための3つの方法と心地よい環境を手に入れる考え方をご紹介します。
- 友達が少ないことを気にしている
- 本当の友達が欲しい
- 社会人になってから友達の作り方がわからなくなった
- HSPが友達を作る方法が知りたい
HSPに友達がいない理由
HSPとは、刺激に敏感で繊細な気質を持った人のこと。
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が著書『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』で提唱した概念です。
HSP(Highly Sensitive Person)
「繊細な気質を持った人」や「敏感な人」のこと
特徴としては、
- 他人に気を遣いすぎる
- 機嫌が悪い人がいると自分のせいではないかと心配になる
- 大きな音に驚きやすい
- 人混みにいると疲れる
- 光や音の刺激に弱い
- 感受性が豊かで映画など作品に入り込みやすい
- 傷つきやすい
- 心配性・不安症
などが挙げられます。
自分がHSPかもしれないと感じる方は、まずはアーロン博士が提唱するHSPセルフテストをしてみることをおすすめします。
私は27問中23個当てはまりました!
そんなHSPに友達が少ないのには、どのような理由が考えられるのでしょうか。
気を遣いすぎて心の距離が縮まらない
HSPには共感性が高く、周囲に気遣いができるという長所があります。
その一方で、周囲へ気を遣いすぎるばかりに相手と心の距離が縮まらない傾向にあります。
例えば、私の彼の場合、年上の人に気を遣いすぎてしまいます。
しっかり敬語を使い、全く失礼のない対応。
相手を怒らせてしまうことはないのですが、相手からすると堅苦しく感じてしまうのかあまり先輩と仲良くなれません。
うまく年上の人と仲良くできる人がうらやましく感じるのだとか。
このように友好的な関係を築くのに気遣いは必要ですが、やりすぎてしまうと親密度を高めることができません。
相手によっては気を遣われていることで、自分とは仲良くなりたくないのでは?と感じてしまうこともあります。
そういった理由から、誰にも嫌われてはいないけど誰とも特別仲良くはないというHSPも多いのではないでしょうか。
心を許すのに時間がかかる
HSPの多くは、自分のことをちょっと変わっているという自覚があります。
ありのままの自分を出して引かれてしまったらどうしよう。
相手を困らせてしまうかもしれない。
そんな不安から、HSPは人に心を許すのに時間がかかってしまうところがあります。
そのため、本当はそう思っていないのに相手に話を合わせてしまったり、
相手が望んでいるような対応をしてしまいます。
その結果、その場では楽しく過ごすことができても、それで終わりの関係性になってしまいがち。
職場でも研修では同期みんなと仲良く過ごせるのに、普段から遊んだり連絡を取るような子は全然いなかったりします。
また、HSPは自分から連絡先を聞いたり遊びの誘いをすることもありません。
せっかく仲良くなれても、自分から誘わないことで友情が自然消滅してしまうこともあります。
1人の時間が必要だから
HSPは誰かと長く一緒にいると疲れてしまうことがあります。
一人の時間が必要なため、みんなでいても早く帰ってしまったり、途中で別行動をすることも。
そんな様子を見て、本当は一人でいたいのかな?と周囲から誤解されてしまうことがあります。
HSPの一人の時間が必要だけど一人でいたいわけではないという気持ちは、非HSPになかなか理解されないのかもしれません。
HSPが一人の時間を確保する方法については、【一人になりたいHSP】同棲中の繊細カップルが教える!一人の時間を確保する方法☆にてご紹介しています。
マウントされやすい
気遣いができて、相手にも合わせることができるHSP。
ですが、それに気が付いた人から都合が良いように利用されてしまうことも。
嫌みをぶつけてストレスのはけ口にされたり、幸せ自慢や不幸自慢など手口はさまざま。
私の場合は、自分の立場を下げないために標的にされることがよくありました。
1人が私のダメなところを話し始めて、気が付いたときには
「それだからダメなんだよ!」
「みみこはもっとこうした方がいい!」
といつの間にかみんなで説教タイムに…。
アドバイスをお願いしたときはありがたいのですが、毎回説教をされるのは正直しんどい。
いつも初めに言い出す子は同じ子な気がしていて、私をターゲットにしたいのかな?と感じていました。
一緒にいて嫌な気持ちになるような毒友は、本当の友達とは言えません。
マウントには気を付けてくださいね。
同世代と話が合わない
HSPに友達が少ない理由の1つに、同世代の人と話が合わないことも挙げられます。
私自身も、
- 同世代の子が好きなものに興味が持てない
- 集団でいると話についていけない
- 考え方に「ん?」と思ってしまうことがある
というようなことがありました。
一緒にいる子たちがみんな好きなモデルさんについて話し出したとき、全然ついていけなかったな~
僕はみんなで話しているときに、会話の流れが速すぎてついていけなくなることがあるな。
洞察力があり深い対話を好むHSPにとって、同世代よりも少し上の世代との方が話が合うことが多いです。
とはいえ、なかなか歳の離れた友達を作る機会って少ないですよね。
よって、自然と友達が少なくなってしまうのではないかと考えられます。
HSPが友達を作る上で心がけたいこと
では、そんなHSPが友達を作っていくにはどうしたら良いのでしょうか?
素の自分を出していく
まず、友達がほしいHSPに心がけてほしいのが素の自分を出していくこと。
気遣い屋で相手に合わせることが得意なHSPは、なかなか素の自分を出すことは難しいかもしれません。
ですが、HSPが友達だと思える人に出会うためには非常に重要なポイントとなります。
なぜなら、相手に合わせ続けていると自分に合わせてほしいタイプの人が集まってきてしまうから。
自分に合わせてくれるあなたの態度を気に入り、そうしてほしいと望む人ばかりが周りに来るようになります。
それではなかなか心から友達だと思える人は現れませんし、人間関係のトラブルに発展してしまいがち。
そこで、相手に合わせるのをやめて素の自分を出してみましょう。
すると、そんなあなたの態度を見て、これまで寄っていた人たちは去っていくでしょう。
最初は寂しいと感じてしまうかもしれません。
でも、大丈夫!
今度はありのままのあなたを素敵だな、魅力的だなと感じる人が集まってきます。
そして、いつの間にかあなたが本当に友達だと思える人がそばにいるはずです。
相手に合わせることができるのは、とっても素晴らしいHSPの長所です。
その一方で、自分を苦しめる足枷となってしまうこともあります。
いきなり100%自分を出すのは大変だと思います。
少しずつ自分の意見を言うようにしたり、相手に合わせようとするのをやめてみることから始めてみましょう。
性別や年齢を気にしない
先ほどもお話したように、HSPは歳の離れた相手との方が話が合いやすいと言われています。
HSPにとって、本当に気が合う相手というのは同年代の人とは限らないのです。
私自身にも、自分の親より年上のお友達がいます。
出会いのきっかけは職場が同じことでした。
一緒に食事に行ったり、おすすめのイベントを紹介し合ったり、とても良い関係が築けています。
また、HSPと気が合う相手は同性であるとも限りません。
同性よりも異性との方が気を遣わずに接することができるということもあります。
このように気が合う相手が多様なHSP。
相手の年齢や性別を気にしてしまうのは、とてももったいないことです。
本当の友達がほしいと思ったら、相手の年齢や性別を気にすることなく交友関係を深めていきましょう。
友達よりも仲間を作ろう
今回もっともお伝えしたいのが、HSPには友達よりも仲間を作るのがおすすめということ。
友達は友情によって結ばれる関係。
何らかの原因で喧嘩になったり、すれ違いが発生すると破綻してしまいやすい関係性です。
簡単に壊れてしまう分、少し重たく感じる人も多いのではないでしょうか。
その一方で、仲間とは同じ目標を持った人のこと。
同じ目標や趣味で繋がった関係性は、目的がはっきりしているので壊れにくいです。
人間関係には程よい距離感が必要だと言われていますが、仲間との関係性はちょうど良い距離感を保ちやすいです。
気を遣いすぎてしまったり傷つきやすいHSPにとって、友達関係は疲れてしまいやすい。
ですが、仲間ならもう少しフランクな付き合いができます。
HSPにとっては、友達よりも仲間という関係性が最適なのです。
とは言っても、友達がいないと寂しい思いをするんじゃないか。
そう不安を感じている人もいるかもしれません。
ですが、その心配はいりません。
たとえ友達がいなくても、同じ目的を持った仲間がいるだけで心強くいられます。
仲間を探していたら気が合う相手を見つけ、いつの間にか友達になっていたということも少なくありません。
私自身も友達はとても少ないですが、仕事、ブログ、HSPなど仲間はたくさんいます。
友達が少ないことを気にしていた時期もありましたが、一緒に趣味や仕事を頑張る仲間がいれば寂しいと感じなくなりました。
友達がいないことを気にしている方は、ぜひ仲間作りに取り組んでみてくださいね。
HSPが友達を作る方法
以上のことをふまえて、HSPが友達を作る方法を3つご紹介してまいります。
趣味に関連する場所に出向く
HSPにとって、友達よりも仲間を作ることがおすすめだと紹介しました。
仲間を作るのに、もっとも早いのが同じ趣味を持った人に出会うこと。
そこで、趣味に関連する場所に出向いてみましょう。
趣味が特にないという方は、なんとなく魅力に感じるお店でもかまいません。
自分が魅力に感じる場所に出向いていると、同じようにそのお店を気に入っている誰かに出会える可能性があります。
そんな風に自分の好きを基準に人と出会っていくと、本当に気の合う相手を見つけやすいです。
SNSを活用する
趣味に関連する場所に行って友達を作れるのが理想ですが、
周囲に話しかけられない
話しかけて良いような雰囲気ではない
など、なかなかそうもいかない人もいるかと思います。
そこで、おすすめなのがSNSを活用すること。
現在はTwitterやInstagram、YOUTUBEなど、様々なソーシャルメディアで情報発信ができるようになりました。
自分の好きなものについて発信することで、全国の同じ趣味を持った人と繋がることができます。
SNSの良いところは、顔や名前を明かさなくても良いところ。
年齢や容姿を気にすることなく、心と心で繋がることができますよ。
また、HSPについて発信することで、生きづらさを分かち合ったり対処法を共有することもできます。
私自身もTwitterのフォロワーさんからは毎日元気をもらっています。
アプリを利用する
友達は欲しいけど、SNSで自分のことを発信するのはちょっと…。
そんな方には友達探しのアプリがおすすめ。
特に私がHSPにおすすめしているのは、Cielというマッチングアプリ。
- 目的別に相手を探せるから目的違いの相手とマッチングする心配なし
- 趣味や好きなものをきっかけに繋がることができる
- 女性が開発したアプリのため安全対策が充実している(フラッグ制度など)
- 安全なアプリを公言していてHSP仲間が集まりやすい
マッチングアプリというと恋愛相手を探すイメージがありますが、Cielでは友達や食事仲間を作ることができます。
目的別に相手を探すことができるので、目的が違う人とマッチングしてしまう心配もありませんのでご安心くださいね。
また、マッチングアプリではプロフィールに趣味を記入できたり、好きなもののコミュニティに所属することができます。
そのため、同じ趣味を持った人と出会いやすいです。
あなたが好きなもののコミュニティもきっと存在するはずです!
女性チームが開発したアプリだけあって、フラッグ制度という通報制度がしっかりしていて安全対策が万全なのも特徴。
安全性をかなりアピールしているアプリなので、自分と同じように繊細な気質を持った人が集まりやすいです。
HSP同士はとても相性が良く、気の合う友達を見つけられる可能性が高いと感じます。
Cielをうまく活用して、かけがえのないお友達を探してみてくださいね!
\Cielについて、詳しくはこちらから!/
なお、Cielについては【初心者も安心】安全対策万全のマッチングアプリCielはHSPにおすすめ!でもご紹介しています。
恋人探しをしている方向けに書きましたが、こちらも参考になるかと思います。
HSPが友達を作る3つの方法:まとめ
友達がいないHSPに向けて、HSPが友達を作る3つの方法をご紹介してまいりました。
HSPが友達を作る上で心がけたいのが、
- 素の自分を出していく
- 性別や年齢を気にしない
- 友達よりも仲間を作ろう
でした。
それをふまえて、HSPが友達を作るのにおすすめな方法は
- 同じ趣味をもった人と繋がる
- SNSで発信をする
- 友達探しのアプリを使用する
です。
HSPにとって本当に必要なのは、自分を利用してくるような毒友ではありません。
自分がありのままの自分を出すことができ、一緒に好きなことを追求できるのが本当の友達だと言えます。
みなさんが心から友達だと言える相手を見つけられることを祈っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。