こんにちは、みみこです。
私は自分自身がHSS型HSPであり、なおかつHSPの彼と付き合っている繊細カップルです。
HSPについて自分自身のこととして内側から、そして彼のこととして外側から考察し、感じたことを発信しています。
HSPのみなさんは、人と話していてつい話を合わせることはありませんか。
私もついついやってしまいます。
今日はこのHSPのつい相手に話を合わせてしまう行為について、考えてみたいと思います。
こんな人におすすめ!
- つい人に話を合わせちゃう人
- つい話を合わせちゃうクセを治したい人
つい話を合わせちゃう
まずは、つい話を合わせてしまう行為について確認してみましょう。
相手に話を合わせてしまうのには、3つのパターンがあると思います。
①相手の意見に合わせてしまう
②相手の自分に対するイメージに合わせてしまう
③自分と同じカテゴリの人が言いそうなことに合わせてしまう
相手の意見に合わせてしまう
〇〇さんって仕事もできるし優しいし、完璧よね~!あんなが旦那さんだったらいいのに!
そ、そうですね~!ホント憧れちゃう!
(○○さん、私には言い方きついし、そんな風に思ったことないけどな・・・)
あくまで一例ですが、こんな感じ。
相手と話していて「あれ?意見が違うぞ?」と心の中で気が付いていても、相手に合わせてしまいます。
大したことじゃなければ気にならないのですが、自分の中でそれだけは違う!と思っているものを相手に合わせてしまったときは、なんともむなしい気持ちになります。
相手の自分に対するイメージに合わせてしまう
「話を合わせてしまう」というと1つ目をイメージする人が多いと思いますが、私はこちらにも悩んでいます。
それが、「相手の自分に対するイメージに合わせてしまう」と言うものです。
みみこさんは、○○先輩みたいにバリバリ働きたいんだもんね?仕事もっと振って欲しいよね?
そ、そうですね!〇〇先輩みたいになりたいです!頑張ります!
(そんなこと言った覚えないよー!本当は既にいっぱいいっぱいなのに・・・。)
本当は違うのに、相手のイメージする自分を演じてしまいます。
この例の場合、同僚が私のことを「バリバリ働きたい人」と見ていると思うと、本当はそんな風に思っていないと言えなくなってしまうのです。
自分と同じような人が言いそうなことに合わせてしまう
自分に対するイメージと似ていますが、自分が所属するカテゴリの人が言いそうなことを言ってしまうこともあります。
みみこさんの趣味ってなんなの~?
えっ・・・カフェ巡りとかですかね~?
(お笑いが好きって言っても、私がマニアックなコンビ名言ったらドン引かれるだろうからな・・・。無難にカフェ巡りにしておこう)
本当は別の趣味があるのに、わざと私と同じような女性が言いそうな答えを言ってしまったりします。
または、大人数で話している場合に、その多数が好きそうなものを言ってしまうことも。
ついつい、こういうことをしてしまうのです。
なぜ合わせちゃうの?
どうしてこのようなことをしてしまうのでしょうか。
私は3つ理由があると思っています。
①相手の反応が怖いから
②自分を受け入れてもらえる自信がないから
③雑談程度で本当の自分を出さなくてもいいやと思うから
相手の反応が怖いから
人は誰しも相手の反応をある程度予想して、会話をしていると思います。
その予想している答えに自分がズレてしまったとき、相手の反応が怖くなってしまいます。
また、相手の予想に自分がズレてしまって困らせるのを申し訳なく思ってしまいます。
自分のことよりも相手を優先してしまうため、本当の自分の意見を伝えるよりも相手の気分を悪くしないことに力を入れてしまうのだと思います。
自分を受け入れてもらえる自信がないから
HSPの方は、自分のことを変わっていると思っている方が多いと思います。
HSS型HSP専門心理カウンセラーの時田ひさ子さんの本『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』によると、HSPの中でも特にHSS型HSPは感受性の幅が広く、一般の人の幅を超えているのだそう。
もう少しわかりやすい言い方をすると、1つの出来事に対して普通の人が感じる感想の範囲を超えているため、HSS型HSPの方の話や考え方は理解されにくいということ。
自分が一般の人の範囲を超えているとわかっているから、普通の回答をひたすら模索してしまいます。
また、相手に自分の意見を正直に話してもどうせ伝わらないと諦めてしまっているとも言えるでしょう。
ちなみに、逆に自分のことをよく理解していると思う人には正直に自分の考えを話すことができます。
それは、普通の回答を探す必要がないからだと考えられます。
雑談程度で本当の自分を出さなくてもいいやと思うから
ちょっとした雑談程度で本当の自分を出さなくてもいいやと考える人もいます。
HSPは平和主義の人が多く、波風をたたせることを嫌います。
そのため、本当はそんな風に思っていないけど、相手がそういう回答を望んでいるのなら従っておこうと考えるのです。
話を合わせてしまうと起きること
人に話を合わせてしまうとどのようなことが起きるのか、確認してみましょう。
①都合のいい人だと思われる
②本当の友達ができない
③本当の自分と違うイメージが出来上がってしまう
都合のいい人だと思われる
話を合わせてばかりいると、周囲から都合のいい人に思われてしまいやすいです。
「この人なら自分の言いなりになりそう」と下に見られ、自分の立場の維持のためにあなたを利用しようとする人が集まってきます。
一度そういう人のターゲットにされると逃げ出すのが難しくなるので、気を付けなければなりません。
本当の友達ができない
自分の意見を相手に伝えないので、本当の友達を作ることが難しくなるでしょう。
話を合わせることは一見相手にとって悪いことではないように思えますが、意見がない人との会話はつまらなく思われてしまいます。
また、相手が自分に合わせているだけだと感じると傷つく人もいるのではないでしょうか。
こういった理由で、周囲の人との深い付き合いができなくなります。
私の場合もそうです。
挨拶や雑談をできる友人は多くいるのですが、いざ休みの日に遊ぼうとかみんなで集まろうとしたときにお声がかかることがほぼありません。
いざというときにみんなの印象にないのだと思うと、とても悲しい気持ちになります。
本当の自分と違うイメージが出来上がってしまう
雑談だからと本当の自分を出さないでいると、本当の自分と違うイメージが作られてしまいます。
この勝手に作られた自分のイメージに、嫌な気持ちになったことはありませんでしょうか?
私自身も本当はそんなことないのに「みみこさんは、女の子らしいもんね?」と言われて、すごくめんどくさく思ったことがあります。
そのようなイメージが広がってしまったのは、紛れもなく自分が本当の自分を出せなかったせい。
そうわかってはいるのですが嫌気がさしてしまい、そのコミュニティーがめんどくさくて逃げたくなってしまいます。
自分を出す方法
では、ついつい話を合わせてしまう私たちはどうしたら良いのでしょうか。
私は以下を考えてみました。
①一度合わせて、自分の意見も入れてみる
②相手の反応よりも自分を優先する
③誰とでも仲良くしようとしない
一度合わせて自分の意見も入れてみる
今までつい話を合わせてしまっていた人が、いきなり自分の意見を伝えようとするのは難しいと思います。
そこで、一度相手の話に合わせたうえで自分の意見も入れてみるのはどうでしょうか。
例えば、「○○わかります!でも△△なときもありませんか?」など。
それに対して、相手も「そうだよね!」と共感してもらえる場合もありますし、「それってどういう感じなの?」と話をさらに深めてくれることもあるでしょう。
HSPさんは相手に気を遣って、相手の気分を良くさせようとする方が多いと思います。
同調する以外にも会話の楽しませ方があると知りましょう。
相手の反応よりも自分を優先する
つい相手の反応が怖くて話を合わせてしまう私たちですが、自分を優先することも大切です。
些細なことは合わせてしまっても仕方ありませんが、自分のアイデンティティに関わるようなことは自分の気持ちを優先してあげる方が良さそうです。
「そう見えるかもしれないですけど、意外とそんなことないですよ!」など、相手の意見も尊重した上で否定すると伝えやすいかと思います。
あとから自分が出せなかったことを悔やむことがないように、自分の気持ちも優先させてあげましょう。
誰とでも仲良くしようとしない
HSPは良心的な人が多く、誰とでも仲良くしようと努めようとする人が多いと思います。
ですが、「誰とでも仲良くする」ことは本当に必要なのでしょうか。
誰とでも仲良くするためには、相手か自分かに必ず我慢が必要になります。
そんな我慢をするくらいであれば、関わらないことが一番です。
相手に話を合わせずに自分の意見を伝えていたら、自分から離れていく人もいると思います。
ですが、その逆にさらにあなたを魅力的に思う人もいるはずです。
誰とでも仲良くしようとするのではなく、本当に自分と会う人と関係を深めていく必要があると思います。
まとめ
●相手に話を合わせてしまう3つのパターン
①相手の意見に合わせてしまう
②相手の自分に対するイメージに合わせてしまう
③自分と同じような人が言いそうなことに合わせてしまう
●話を合わせてしまう理由
①相手の反応が怖いから
②自分を受け入れてもらえる自信がないから
③雑談程度で本当の自分を出さなくてもいいやと思うから
●自分を出す方法
①一度合わせて自分の意見も入れてみる
②相手の反応よりも自分を優先する
③誰とでも仲良くしようとしない
いかがでしたか?
相手に話を合わせてしまう行為について、分析してみました。
私たちの行動には、過去の経験などから繋がるクセがあります。
そのため、相手に話を合わせてしまうことを急にやめるのは難しいと思います。
ですが、少しずつ意識をしていくことはできるはず。
少しずつ意識をして行動を変えてみることで、小さい成功体験を重ねていきましょう。
そして、いつかは話を合わせてしまうクセを無くすことができるかもしれません。
少しずつ一緒に頑張りましょうね!